経緯
Amazon Lightsailなら簡単にWebサイトを構築できる、というのがずっと気になっており
どれほど簡単なのか、AWSの勉強がてら使ってみることにしました。
参考:AWSマンガ第 1 話:数分以内にホームページを立ち上げろ! ( 1 / 4 )
構築にあたって参考にしたもの
構築にあたって参考にさせていただいた情報です。
公式ドキュメント
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チュートリアル
チュートリアル: Amazon Lightsail で WordPress インスタンスを起動して設定する -
HTTPSの有効化
→下記の技術ブログも参照しながらHTTPSを有効化しましたが、私は初期状態ではbncertツールがインストールされておらず、command not found
を連発して困惑しました。 SSHでインスタンスに接続後、sudo /opt/bitnami/bncert-tool
を実行してcommand not found
になる場合はこちらのステップ4.2を参考にしてください 。
Amazon Lightsail の WordPress インスタンスで HTTPS を有効化する
技術ブログ
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ドメイン、DNS登録
インスタンス作成後、静的IPの固定、ドメイン登録に進みます。
Route53から登録する方法と、Lightsailから登録する方法の2種類があるようです。私はこちらを参照してLightsailから登録しました。
Amazon Lightsail でドメイン登録が出来るようになりました -
HTTPSの有効化
公式ドキュメントだけではちょっと難しかったので、こちらも参考にさせていただきました。
【AWS】LightsailにSSLを設定【HTTPS化】
メリット
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安い&定額
基本的には従量課金のAWSですが、コストが定額で見えるのは一つ安心材料だと思います。 初期費用のドメイン費(.comで13ドル/年、日本円で1,900円/年)に加えて、月額3.5ドル(500円/月)。挑戦しやすい価格帯です。 -
立ち上がりが早い
環境を選んで作成をクリックすると、ものの数分でインスタンスが作成されます。 その後も静的IPアドレスの固定、ドメインの取得、DNSゾーンの設定と進みますが、慣れれば全て1時間以内で終わるのではないでしょうか。
私は色々不慣れで、4回ほどインスタンスを作り直したので、けっこう時間がかかりました。さすがにそんなに失敗する人は少ないかもしれません…。
デメリット
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AWSまわりの知識習得が大変
AWSのサービスなので当然なのですが、AWSのアカウントを取得する必要があります。Lightsailを最低限利用するにあたっては、他のAWSサービスをさほど知らなくても使えると思います。でも、請求の仕組みやリージョンなど、わかっていないと怖いところはありますね。 自分はハンズオン用に元々アカウントがあり、CLFも取っていたので違和感ありませんでしたが、 まったく知識がない状態からだとレンタルサーバを使った方が楽そうです。 -
情報が少ない
レンタルサーバーを使ってWordPressを作成する書籍が大多数かと思います。 Lightsailに特化したものは今のところ見つけられていません。構築までは技術ブログ、Wordpressに関するところは書籍で進めましたが、 ちょっと手順や設定が違ったりして、何が原因か分からず詰まることもありました。AWS不慣れ&Wordpress初めて、だと結構苦労します。
まとめ
簡単だし、とても早いです。ただし、初めて個人ブログを作る程度ならレンタルサーバーのほうが分かりやすそうですね!
対して、AWSを勉強したい人、サクッと低価格でWebサイト作ってみたい技術者の方はLightsailを使うメリットがあるかもしれません。
参考
この記事は初心者が利用するには、という前提ですが、技術的に見てLightsailを採用すべきかについては以下の記事がとても分かりやすかったです。