これから地震観測を始めようと思っている方に向けて

Last updated at 2024-06-25Posted at 2023-03-28

はじめに

FukuokaMGNTCamです。
最近地震観測者の方々が増えてきましたね。もちろん悪いことではありません。
ですが、地震観測をしようと思った方たちの中には親にするな　発火が怖いと言われたり思った方も多いと思います。
一応自分なりのも入れながらの記事なので、一部異なることなどがあるかもしれないのでご注意ください。

地震観測

　地震観測とは、揺れが分かりやすいものを使って、地震監視(地震関係のソフトを使った方法)を合わせた方法です。
要はカメラ(+揺れやすいもの)とソフトウェアを使うことを言います。
それで配信している方々のことをCam(Cameraの略?)と言います。Twitterで「地震 Cam」と検索すると大体出てきます。

場所の確保

　観測をするうえで最も必要なものは「場所」です。これがないと何も始まりませんね。
カメラの画角によりますが、大体部屋の一角やラック棚の一段などがよく挙げられます。
もちろん配信するPCがミドルタワーより大きい場合は奥行き等が必要になったりするかもしれませんが。

パソコンの用意

　パソコンは観測をするうえで最も大事な機材です。スペックはじっくり考えないと配信をするうえで事故にもつながります。
僕なりに以下のようにまとめました。
1.パソコンの全ての部品は新品であること。
2.電源は高すぎず低すぎない。
3.CPU・メモリ・GPUは一番気を付ける。
4.ハードウェアの容量を十分に確保する。

1 パソコンはすべての部品が新品でならないのには、「中古品などで寿命が迎えそうなパーツ」があるからです。
さらに埃などが被ってある可能性があるので、発火の可能性が非常に高くなります。
24時間配信をする場合、その通り24時間中パソコンをつけた状態になるので、寿命が通常より短くなりやすいのです。

2 電源が高すぎず低すぎないについては、値段的な意味や性能的な意味もあります。
性能が低すぎると配信中に突然パソコンが切れたりすることがあるからです。
逆に大きすぎると、「電気代が高くつく」ことがあります。(発熱は低くなるから長持ちはする)(拡張を考えた場合は問題ない)
地震観測者にとって電気代は最大の敵です。ご自身の環境をよく考えてください。
必要な電源容量については、下記URLにて...
ゲーミングPCの電気代、消費電力についてご紹介 (ドスパラ)
※あくまでも参考値です。実際にはさらに必要な場合もあるのでご注意ください。

3 特に、3つの部品は一番気を付けなければいけません。
これらはいずれも安定しなければならないです。
配信ソフトのOBSでは、メモリとGPUを非常に使うからです。CPUはソフト処理です。
僕のオススメするスペックとしては次の通りです。

CPU	i3かi5などは問わないが4世代以降を強く勧める
メモリ	絶対8GB以上、安定させたいなら16GB必須
GPU	内臓はNG。GTX以上は必須?

十分な性能出ない場合、満足いく配信やソフトの正常な処理ができなくなります。
この点を十分に抑えておきましょう。

※パソコンを分解して埃を取り除けれる方なら埃問題は問題ないと思います。
※中古品は寿命をすぐに迎えたり、発火・燃焼の恐れがありますのでくれぐれもご注意ください。
※新品でも上のようになることはあります(ほとんどないですが)パソコン選びは厳重に、有識者と相談必須レベル?です。

スペック別のOBS設定例

以下はOBSで配信する際のスペックに合わせた設定例です。最終的な設定は自己で行ってください。

おススメより遥かに低い性能の場合

・GPUを搭載している場合は、GPUを選択しましょう。内臓だけは避けてください。
・ビットレートは配信の程度に合わせて変更してください。約1000 Kbpsがおすすめです。

・キャンバスは一致してもしなくてもいいです。縮小フィルタはなるべく一番上を選択。
・FPSは配信の程度に合わせて変更してください。やばい方は10FPSを勧めます...