EXCEL設計書作成における効率アップ
最近、EXCELで設計書などのドキュメントを作成しています。その際に、使用しているお手軽マクロで効率がかなりアップした内容のメモ書きです。EXCEL方眼紙方式でドキュメント作る方は知っておくとかなり役に立つと思います。
個人的には20%近く効率化できたと感じています。
マクロは個人用マクロブックに保存するので、設計書ファイルにマクロを埋め込むわけではありません。
Excel2016と2013で試しました。
やったこと
コピペの効率アップです。通常コピペだと、Ctrl + C, Ctrl + V のショートカットキーを使うことが多いと思います。ただ、この方法だと罫線やフォントなど邪魔なものもくっついてくるので「形式を選択して貼り付け」から「値」のみを貼り付けることばかりしていました。この値貼り付けにショートカットキーを割り当てて一手間で処理するマクロを作成しました。
マクロ登録方法
以下の3ステップでマクロ登録をします。
-
マクロ有効化
エクセル(Excel)のリボンに「開発」タブを追加表示 -
マクロ記録
開発タブで「マクロの記録」ボタンを押して、新規マクロを登録してください。
マクロの保存先を「個人用マクロブック」にして、ショートカットキーを使いやすいキーに設定します。
特に何も記録せずにすぐに「開発」タブで「記録終了」を押します。 -
ちょっとVBA追記
開発タブで「マクロ」ボタンを押して、「2. マクロの記録」で登録したマクロを選択して「編集」ボタンを押します。そこで出てきたエディタに下記のコードを貼り付けます。
※「表示されていないブックのマクロは編集できません。・・・」と怒られたらば、表示タブから「再表示」を選択して"PERSONAL.XLSB"を選んでから実行ください。
Sub SpecialPaste()
'
' SpecialPaste Macro
'
' Keyboard Shortcut: Ctrl+g
'
On Error GoTo pasteText
Selection.PasteSpecial Paste:=xlPasteValues, Operation:=xlNone, SkipBlanks _
:=False, Transpose:=False
Exit Sub
pasteText:
ActiveSheet.PasteSpecial Format:="Text", Link:=False, DisplayAsIcon:= _
False
End Sub
改善点
10分くらいで作ったことと、私のVBA知識少ないこととで、改善点多いです。
・クリップボードに何もない状態でペーストするとエラー発生(「終了」を押せばいいです)
・「元に戻る」が使えません。マクロ実行の場合は使えないようです。