はじめに:書いたら終わりじゃない、動かす楽しさ
「VBAって結局、何をどう書くの?」
今回は実際にコードを書いて、動かすとこまで一緒にやっていきます。
最初の一歩:Hello, Worldを表示しよう
プログラミングではおなじみとなりますね。
VBEが開いている状態で、以下のコードを入力してみましょう。
Sub HelloVBA()
MsgBox "こんにちは、VBAの世界へ!"
End Sub
入力が終わったら、F5キーまたは実行ボタン▶️をクリック。
画面に「こんにちは、VBAの世界へ!」とメッセージボックスが表示されれば成功です!
コードの意味を分解しよう
コード行 | 意味 |
---|---|
Sub HelloVBA() |
「HelloVBA」という処理を定義しますよ、という宣言 |
MsgBox "..." |
メッセージをポップアップ表示する命令 |
End Sub |
この処理の終わりを示します |
小話:最初に動いたときの感動
初めてこのコードが動いたとき、私はホッとしました。
たったこれだけでも、「自分の書いた命令がPCに伝わった!」という体験は、新鮮で嬉しいものでした。
モチベーションがグンと上がったのを覚えています。
練習:自分の名前を表示してみよう
試しに、以下のように自分の名前に変えてみてください。
Sub SayMyName()
MsgBox "こんにちは、〇〇さん!"
End Sub
文字を好きな言葉に変えれば、メッセージも自由自在です。
おまけ:コメントを入れてわかりやすく
VBAでは、行頭に ’
(アポストロフィ)をつけるとコメントになり、実行されません。自分用のメモとして便利です。
' 挨拶メッセージを表示するマクロ
Sub Greet()
MsgBox "ようこそ!"
End Sub
今後のステップ
このような小さなコードを書いて動かすことを繰り返すことで、徐々に構文や考え方が身についていきます。焦らず、1つひとつの命令を理解していけば大丈夫。
次回は変数とデータ型の基本を書いていきます!
第5回では、コードの中で情報を一時的に保管したり操作したりできる 「変数」 の基本を学びます。VBAの実用性が一気に広がる重要ポイントです!