勉強メモ。
執筆途中なのでご意見あれば参考にしたく。
IPv6 over IPv4技術とは
- 孤立しているIPv6 Network間を既存のIPv4 Networkで橋渡しする技術
- 具体的な技術としては、6rdなどがある。
6rd方式とは
- 6to4(RFC3050)をベースに、任意䛾prefixを使用可能にしたstateless tunnel
- 6rd CPE間で直接通信が可能
- 「ISPの6rd prefix」+「IPv4 Addressを16進数で表示」がISPから渡されるIPv6 Prefixで、それに「ホストID」を付け加えた形でIP Addressが表現される。
IPv4 over IPv6技術とは
- 孤立しているIPv4 Network間をIPv6 Networkで橋渡しする技術
- IPv4 AddressとIPv6 Addressの間には互換性がないので、IPv4のノードとIPv6のノードは直接、相互接続できない
- IPv4 Addressの枯渇が世界的に見えてきているため、IPv6 Addressへの移行は急務となってきている
- とはいえ、IPv6 Networkに一瞬にして切り替えたり広げたりすることはできない
- IPv4 Addressでしか動かないノードが残ったりするものもあるため、移行するためのコスト等のハードルが高い
- IPv4 NetworkからIPv6 Addressへの移行にあたり、まずIPv4 AddressとIPv6 Addressが共存する技術が必要であり、そのひとつがIPv4 over IPv6技術である
MAP-E(Mapping Address and Port Encapsulation)
- IPv6 Adrress ⇔ IPv4 Addressのステートレス変換(SAM:Stateless Address Mapping)
- NAPTによるIPv4 Address共有
IPv4からIPv6への移行方法(例)
下記の資料によれば、次のような移行方法があります。
IPv6 Transition and Co-existent with IPv4(Ciscoの資料)
STEP0:現状のIPv4 Network
STEP1:IPv6 over IPv4 Tunnel
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ホームネットワークにIPv6 Networkが共存するようになり、ISPのIPv6 Backborn NetworkにIPv6 over IPv4トンネルで接続し、IPv6のインターネット網に抜けるようになる。
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そこで、IPv4インフラ設備を有効活用する方針を取ることで、投資を抑えて移行へのハードルを下げることも考えられている。
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6rdなどのIPv6 over IPv4トンネルを利用することでIPv6サービスの提供を容易にする。
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ユーザ側にはIPv4/IPv6 Dual Stack環境を提供。
STEP2:IPv4/IPv6 Dual Stack
STEP3:IPv4 over IPv6技術の利用
- このフェーズはIPv6 Networkが拡張し始めて、IPv4 Networkの規模が縮小しつつあるフェーズ。
- ただしユーザ環境も未だにIPv4 Networkの環境が残っているので、ISPとしてはこれらのユーザに対してサービスを提供し続ける必要もある。
- MAP-EなどのIPv4 over IPv6トンネルを利用することで、IPv6インフラ上でIPv4通信を提供できるようにする。