全体としては次の手順で操作していきます。
- 仮想マシンの状態確認
- 仮想マシンのバックアップ
- 仮想ディスクサイズの拡張
- 仮想ディスク情報の確認
バックアップまでは GUI からできるのですが、
仮想ディスクサイズの拡張はなぜか GUI からはできません。
ここでは操作は全部コマンドで行うことにします。
コマンドは Windows と Linux の両方を表記していますが、
Linux はディストリによっては異なる動作をするかもしれません。
#1. 仮想マシンの状態確認
コマンドを実行して State が "power off" になっていることを確認します。
Windows の場合
VBoxManage showvminfo 仮想マシン名 | findstr "^Name ^State"
Linux の場合
VBoxManage showvminfo 仮想マシン名 | grep -E "^Name|^State"
#2. 仮想マシンのバックアップ
コマンドは Linux, Windows 共通です。
VBoxManage export 仮想マシン名 --output 出力ファイル名 --legacy09 --manifest
#3. 仮想ディスクサイズの拡張
コマンドは Linux, Windows 共通です。
ディスクサイズは MB 単位 で指定します。
VBoxManage modifyhd 仮想マシン名 --resize ディスクサイズ
#4. 仮想ディスク情報の確認
最後に設定したサイズになっているか確認しましょう。
コマンドのオプションにはファイル名(.vdi, .vmdk, .vhd)を指定することに注意してください。
Windows の場合
VBoxManage showhdinfo 仮想ディスクファイル名 | findstr "^Logical"
Linux の場合
VBoxManage showhdinfo 仮想ディスクファイル名 | grep -E "^Logical"