出張先などで LAN ポートが足りなくなって困ったことはありませんか?
実は Windows 7/8 は自身を無線アクセスポイントとして動作させることができます。
この Hosted Network Mode とかアドホックモードと呼ばれる機能を利用すると、
LAN ポートが足りなくて・・・という問題の解決になるかもしれません。
このエントリでは Windows 7/8 のノートPCを無線アクセスポイントとして動作させる方法を紹介します。
大まかな流れは下記のとおりです。
- Hosted Network Mode の有効化
- SSID の設定
- 無線アクセスポイント接続用パスワードの設定
- Hosted Network 機能の起動
- Hosted Network とインターネットに接続しているアダプタのブリッジ設定
1. Hosted Network Mode の有効化
なぜかデフォルトでは無効化されているので、有効化します。
netsh wlan set hostednetwork mode=allow
2. SSID の設定
他のノート PC やスマートフォン、タブレットを接続するには
SSID が必要ですので、SSID を設定します。
netsh wlan set hostednetwork ssid="SoftAP"
3. 無線アクセスポイント接続用パスワードの設定
無線アクセスポイントに接続するためのパスワードを設定します。
なお、ここで設定したパスワードで Windows にログインされることはありません。
netsh wlan set hostednetwork key="password_connect_to_hostednetwork"
4. Hosted Network 機能の起動
機能の有効化、SSID の設定、接続用パスワードの設定が終わったら、
Hosted Network を起動します。
netsh wlan start hostednetwork
5. Hosted Network とインターネットに接続しているアダプタのブリッジ設定
Hosted Network を起動すると、ネットワークアダプタの一覧に新しいアダプタが追加されます。
新しいアダプタと、インターネットに接続されているアダプタのブリッジ設定を行ってください。
注意点として、ネットワークデバイスの省電力機能が有効になっていると設定途中、
または Hosted Network の起動でエラーになることがあります。
ネットワークデバイスの省電力設定は無効にしておきましょう。
2013-05-13 15:50 リファレンス追記
Reference: About the Wireless Hosted Network
それでは良いネットワークライフを!