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自作PCで、古いバージョンのBIOSをアップデートする際につまずいた話

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概要

中古で購入したASRock製マザーボード(A320M-HDV)の動作が不安定だったので、最新のBIOSへアップデートを試みたら上手くいかなかったが、色々試行錯誤しているうちに成功したので備忘録も兼ねてメモ。

対象

  • 自作PC初心者

アップデート前の環境

  • ASRock A320M-HDV R4.0(P3.70)

結論

古いBIOSからいきなり最新のBIOSにアップデートはできないため、現在マザーボードにインストールされているバージョンの1つ上のバージョンからアップデートする必要がある。
今回は以下の順番でアップデートを行った。

BIOS Ver. 備考
P3.70(作業前) AMD CPU fTPMを切る必要あり
P4.00 UEFIの見た目が変わる
P7.00
P7.10
P7.20
P7.40
P8.01 正式版最終バージョン
P10.08(作業後) ベータ版

手順

P_20240727_130924.jpg
BIOSアップデート作業前の画面。
P_20240727_130944.jpg
P4.00より前のバージョでは「AMD CPU fTPM」を切らないとInstant Flashが使えないため、
Advanced→「CPU Configuration」→「AMD fTPM Switch」
から設定を「Disabled」にしておく。
P_20240727_131041.jpg
BIOSバージョンがP3.70の状態でP10.08のBIOSにアップデートしようとした際の画面。もし間違ったBIOSファイルを選んだとしても即破損には繋がらないため安心してほしい。
P_20240727_131737.jpg
P3.70からP4.00にアップデートした際の画面。UEFI画面の印象がガラリと変わった。
P_20240727_132327.jpg

BitLockerと、TPMに依存する暗号化またはセキュリティを一時停止してください。回復キーがすでに保存され、バックアップされていることを確認してください。暗号化がアクティブなときに回復キーが見つからない場合、データは暗号化されたままとなり、システムはオペレーティングシステムを起動できません。
BIOS を更新する前にfTPMを無効にすることをお勧めします。そうしないと、予期しない障害が発生する可能性があります。

BitLockerでストレージを暗号化している場合は、BIOSアップデートを行う前にWindowsを開き直して暗号化の解除を行う。P4.00よりAMD fTPMの解除は任意となった。(万全を期すなら解除しておこう)
P_20240727_145202.jpg
BIOSアップデート作業後の画面。

参考記事

ASRock BIOS アップグレードについての説明
A320M-HDV R4.0 BIOSダウンロードページ

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