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RPA (Robotic Process Automation)Advent Calendar 2020

Day 14

RPAにはオンライン家庭教師が必要!?サービスモデルを妄想してみる♪

Last updated at Posted at 2020-12-20

RPAアドベントカレンダー2020の14日目を急遽頂きました。

この記事では、RPAプロジェクトの推進時によく出てくる課題と、それに対応するためのポストコロナ時代のしくみについて妄想してみました♪

RPAは人材育成が8割!でもどう進めればいいの?

RPAツール選定も重要だけどプロジェクトの進め方や人材育成はもっと大事

RPAをこれから導入しようというときに、多くの人がまずやろうとするのが「どのRPAツールを選択するべきか」ということでしょう♪

そして「RPA 比較」みたいなキーワードでネットを検索してみたり、いろいろなRPAツールメーカーがやっているセミナーに出てみたり、ということをすると思います。

ただし、実際にRPAプロジェクトを進めてみると分かるのですが、結構RPAツール以外のところで躓くことが多いんです1。たとえば、社内のメンバーにどのように説明すればいいのかとか、決済承認を取るための効果の表現の仕方とか、適用業務の探し方とか、です。

さらには、これらが解消したとしても、最終的には**「社内RPA人材の不足」**が大きな課題として挙げられることが多いです。だいたいどの調査2 3 4を見ても、一番多く出てくる課題はRPA人材の不足です。(5~8割)

社内調整や人材育成が課題で暗礁に乗り上げている企業多し

このように、最初はRPAツールの選定などで忙しくしているかもしれませんが、一旦RPAツールが決まると、いよいよ本番の課題が顔を出します。通常のITシステム導入であれば、導入するツールが決まれば、「後はよろしく!何とかなるよね!」と言ってプロジェクトチームは解散してしまうのが普通です。

しかし、RPAツールはそうはいきません。

ツールが決まった後から、より解決が難しい社内調整や人材育成の課題に1年、2年、と継続的に取り組んでいく必要があります。

ある事例企業の社内アンケートによると、8割の課題はRPAツール以外、組織や人の課題であったとも言います。

社内の体制づくりや人材育成の事を導入前の考えずにRPAツールや支援体制を決めてしまうと、後で取り返しがつかなくなり、プロジェクトは暗礁に乗り上げることになります...

外部の業者に頼もうとするのは2割に留まる

RPAの基本は内製化ですが...

一方、社内に人材がいないのであれば外部委託してしまえばいいじゃん、という発想もあるかと思います。

それもなしではありません。

ただ、外注してしまうと、結局のところRPAの良さである、自分たちで小回りの利いた調整をしたり外注コストを抑えるメリットが働かず、通常のITツール導入と同様、少しの変更も時間がかかる、社内にノウハウがたまらない、費用がかさむ、などの課題が出てしまいます。

実際、いくつかの調査3 5でも、外部業者を使おうという企業は2割程度に留まっています。基本は内製化を考えているということですね。

特に中小企業はお金がない

特に、これから導入が進むと思われる中小企業は社内に人材も多くないと同時に、経費に余裕もありません!

いまの主要なRPAツールはだいたいどれも年額100万円くらいからですが、その費用ですらなかなか出せません。

ましてやそれにプラスしてもう100万円の導入支援費用を出せる企業は、とってもリッチですね🤑🤑

RPAツールもここのところ低価格化が進んでいるようで、月額5万円とか年額30万円で出してきているところもあるようです。

中でも2020年12月に、Microsoft Power Automate Desktopが正式リリースされましたが、Microsoft365を使っていると、少量であればかなりお安い追加費用で使えるので、いままでのRPAツールから乗り換えるところも出てきているようです6

オンラインで安く手軽に教えを乞うには⁉

オンライン英会話のようにいかないか?

一方、導入支援費用は、SIerの費用はだいたい月に100万円くらいから、有料トレーニングも1名3~5日1回で10万円台なので、RPAツールのライセンス費用と比べてもそれなりのお値段がします

しかも、これらの費用で賄えるのはせいぜい最初の1カ月。でも、本当の課題が出てくるのはそれ以降です。なので、安い値段で継続的に支援できる仕組みが必要なんです...

最近はネット回線やオンライン会議の仕組みも普通に整ってきていて、新型コロナをきっかけに、これまではオンサイトを求められていたサービスも、今後はリモートでも受け入れれらそうな土壌ができつつありますね。

たとえば、英会話レッスンなんかも、昔は教室に通うタイプが主流だったと聞きますが、いまはSkypeやZoomでオンライン英会話という形態が主流ですよね。

しかも、オンラインになったことで世界中の人とリアルタイムでリアルな会話ができるという、いままでになかったメリットも生まれました。

RPAの支援体制も、新型コロナをきっかけに安く、長く支援がしてもらえるという新しいメリットが生まれないかと思います。

月100万円のエンジニアがコストを回収するには

とはいえ、サービス提供側もビジネスだと思いますので、いま月100万円稼いでいるエンジニアを使う場合、どういう形態なら成り立ちそうか、勝手に妄想してみることにしました♪

前提

  • 月20日稼働
  • 準備や稼働率を考慮して、1日4時間、顧客対応会議をオンラインで行うとする。
  • 顧客とは1回1時間 (もしくは45分)の会議をする。

そうすると、20 x 4 = 月80時間、顧客対応をすることになります。

準備時間も踏まえて、時給12,500円で課金すると、すべて稼働できれば月100万円稼ぐことができます。

1顧客とは、1週間に1時間、1回会議をしてRPAプロジェクトの進捗確認と相談をしていくことにすると、月に5万円、1年続けても60万円くらいあれば良いことになります。

何か特別な追加対応が必要になったら、このベースの費用に追加すれば対応します、ということにするとか。

う~ん、これくらいなら払えますかね~

そして、たとえば最初の3カ月分の費用は 60万円 ÷ 4 = 15万円ですが、すべての提案にどうにかこれくらいの金額を滑り込ませておいて、最初の3カ月は無償でオンライン支援を受けられるように見せてくれるとか。

最後に: 誰か、お願いします!

...ということで、いままでいろいろ勝手に妄想しましたが、だれか、こういうサービス作ってください❢

多くのRPAユーザーが救われるのではないかと思います♪

  1. もちろん、現場のノンテクユーザーが使いやすいRPAツールが選択されていることが前提です。

  2. 【ヒューマンリソシア調査】92%がRPA活用の拡大を望む一方で、76%が「RPA人材の育成が難しい」と回答

  3. ガートナー、企業におけるRPAの推進状況に関する調査結果を発表 2020年2月 2

  4. ITR社のホワイトペーパー「RPAによるデジタルワークフォースの拡張」を公開 2020年6月

  5. RPA導入に関するアンケート調査結果にみる国内企業の導入状況(調査結果)、富士通マーケティング

  6. 昭和な会社のRPA奮闘記④ 19〜24ヶ月 (あーちゃんさん)、とっても参考になります。

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