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LinuC202試験を一夜漬けで合格した勉強法

Last updated at Posted at 2024-10-27

データ

勉強前のレベル:Linuxサーバー構築経験なし、前日にLinuC201試験合格

勉強時間:約6時間
勉強方法:書籍+Ping-t

タイムススケジュールと勉強内容

土曜日

9:00~10:30 LinuC201試験受験、ギリギリで合格。

フェーズ1:見たことないコマンド・用語をなくす(約30分)

201試験合格後、趣味のスポーツのイベントに参加するための電車移動中に、「Linux教科書 LinuCレベル2」の冒頭にある202試験直前チェックシートを約3周読みました。この際、次の点を意識しました。

すべての重要なコマンド・用語を「見たことある!」状態にする

・本文を読んだ際、見たことのない用語だらけだと内容の理解に時間がかかる。
・1回でコマンドは覚えられない。何回も触れることでコマンドを覚えやすくする。

試験範囲全体の用語に触れることで、202試験の全体像を把握する

・何を学習するか準備ができていると、学習するモチベが沸く。
・全体の中のどの分野の話かマッピングすると、知識の整理ができる。

コマンドの意味や成り立ちを予測する

・なぜ?という疑問を作ることで、記憶に残りやすくなる。
・実際に本文を読んで学習するとき、伏線回収を楽しめる。
・いくつかのコマンドをまとめて記憶できる。

こんがらがりそうな点を把握する

・ldapとslapの違や、htpasswd等、どのようにコマンドを省略するか等
・これとこれを混同しそうと混同する前からフラグを立てて一緒に覚えて、混同を防ぐ。

この後、趣味のスポーツを楽しみ、かえってからYoutubeを見ていたら深夜になりました。汗
寝る前に慌ててフェーズ2を実行します。

フェーズ2:本文を読んで暗記する。(約120分)

目標:

・すべての章末問題に根拠をもって答えられる状態になる。
・登場したすべてのコマンドについて、すべてのオプションに一度目を通した状態になる。
・章末問題に関連する内容について、連想的に暗記する。
・各用語、コマンド(What)が、どの分野に関連し(Where)、いつ(when)、誰が(who)、どのように(How)、なぜ(Why)使うのか、なんとなく理解する。

for i in  {8章、14章}
do
    #1. 各章を超高速で読む
    #2. 各章の章末問題を解く
    for j in {各章末問題}
   do
       #2.1. 章末の練習問題を1問づつ、答え見ながら解く。
       #2.2. 回答の根拠が書かれていた箇所を再度読んで復習する。
    done
    for k in {各章末問題}
    do
        #2.3. 答えを観ずに章末問題を解き、即答え合わせを実施。間違えた問題、あやふやな問題にチェック。
    done
    for l in {あやふやな問題}
    do
        #2.4. すべてのあやふやな問題に正解するまで、解きなおす。
    done
    if i-2 >=8 then
        for m in {i-2章のあやふやな問題}
        do
            #2.5. i-2章のすべてのあやふやな問題に正解するまで、解きなおす。
        done
    fi
done

工夫した点:

・ノイマンなどの天才たちのすごい暗記エピソードを思い出し、自分も同じ人間だから絶対に覚えられるはずと自己暗示をかける。
・常に、今学んでいる知識はどの分野に関連するものなのか、意識する。
・コマンドを覚える際は、なぜそのコマンドになったのか、英単語の成り立ちを考える。
・分からないところで立ち止まらない。分からない原因のほとんどは馴染みがないだけ。何週も学習して全体の中での位置づけが分かれば理解できることも多い。
・1回で覚えようとせず、素早く1周して、何回も知識に触れることを優先する。脳のメモリ(短期記憶)があふれると、前に覚えた内容を忘れてしまう。メモリがあふれる前に、再度同じ概念に触れることで、記憶箇所をメモリからストレージ(長期記憶)に移す。

メモリ(短期記憶)からストレージ(長期記憶)に移行されるデータは、
1 短期間に何度も登場したデータ
2 強い感情を伴った記憶
のどちらかです。何回も同じ用語に触れて、覚えたい用語と仲良くなり、メモリからストレージに記憶内容を移動させましょう。

フェーズ2終了時点で就寝。睡眠不足は一番良くないので早めに切り上げ、残りは試験当日の演習で合格点まで引き上げます。

日曜日

フェーズ3:巻末問題演習  (約60分)

for i in {各巻末問題}
do
    #3.1. 答えを観ずに章末問題を解く。即答え合わせ。
    if 知識があやふやな場合;then
        #3.2. 間違えた問題、あやふやな問題にチェックを入れる。
        #3.3. 解説や、その知識が書かれている本文を読む
    fi

    if 未正解問題の累計>=3;then
        #3.4. 未正解の問題がなくなるまで未正解問題を解きなおす
    fi

    if 20問解く; then
        #3.5. 前の20問の中のチェックを入れたあやふやな問題を解きなおす
    fi
done
for j in {3.2でチェックを入れたあやふやな問題}
do
    #3.6もう一度答えを観ずにあやふやな問題を解く。間違えたら再度チェックをいれる。
done

while 最後に解いた際に間違えた問題が存在する
do
 #3.7 間違えた問題がなくなるまで解きなおす。
done

ワールドシリーズを観戦しながらのんびり章末問題演習を実施しました。

フェーズ4 Ping-tで演習 (120分)

Ping-t の設定は、10問ずつ解く設定にしました。少しでも合格可能性が上昇するよう、試験会場に移動する電車の時刻ギリギリまで以下サイクルを繰り返し、約200問解きました。

for i in {10問の問題}
do
    #4.1. 答えを観ずに章末問題を解く。即答え合わせ。
    if 知識があやふやな場合;then
        #4.2. 間違えた問題、あやふやな問題は、「お気に入り」に設定する。
        #4.3. 解説に記載の関連コマンドにも目を通す。
    fi
done
#4.4. ミスした問題に再挑戦を選択
while 最後に解いた際に間違えた問題が存在する
do
 #4.5. 間違えた問題がなくなるまで解きなおす。
done

if 正解した問題の合計数が100の倍数;then
while 「お気に入り」かつ、(「miss」または「Hit」)の問題が存在する
do
#4.6. 「お気に入り」かつ、(「miss」または「Hit」)の問題を再度解きなおす
done

#4.7. 1行目に戻り、次の10問を解く

フェーズ5 移動中の最終確認 (30分)

間違えた章末問題や、巻末問題の記述問題を中心に復習しました。

16:30~ 202試験開始

結果&感想

合格ライン480点に対し、493点で合格。一夜漬けにギリギリ成功しました。最後まであきらめなくてよかったです。
とにかく、受験料約1万5千円損しなくてホッとしました。最後まで合格できると信じ、諦めない気持ちが大切だと思いました。
LinuXサーバの構築は経験したことがありませんが、DNSやメールサーバ、プロキシサーバ、HTTPサーバを構築する際にどんな設定をするのか、なんとなく学べて楽しかったです。
長期記憶になるよう、1週間後をめどに再度復習する予定です。次からは試験1週間前に一夜漬けして、試験前日に復習します。

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