筆者は2年前、応用情報技術者試験を受験し、学習時間 約1ヶ月で合格しました。
私はコンサルティング、バイオエンジニアを仕事にしており、本職のプログラマやITエンジニアではなく、世間一般の所謂文系人材と同じような立場の人間です。
本記事では、基本情報技術者試験(以下FE)と比べ応用情報技術者試験(以下AP)のほうが、ITに関係のない一般人にとっては取得がしやすいことを伝える記事です。
それぞれの資格について
試験を実施しているIPAにはそれぞれの試験区分概要ページにて、以下のことが記載されています。
まずはFE。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。
業務と役割:基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。
APでは以下のように記載されています。
ITエンジニアとしてのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験がお勧めです。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。
業務と役割:基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で次のいずれかの役割を果たす。
試験実施元としては、APの方が高難易度、高度な試験として位置付けていることは間違いありません。
出題傾向・範囲について
APが一般人にとって、取得が簡単な理由。それは試験科目にプログラミングを選択しなくて良いこと、そしていわゆる業務知識を問う問題を複数選択できること。この2つです。
午前問題の難易度については受験検討時、確認しましたがほとんど難易度に差はありません。
午後問題は、FEでは「情報セキュリティ、データ構造とアルゴリズム、プログラミング言語」が必須です。
一方、APでは「情報セキリュティ」のみ必須。その上、経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査など、ITに関する知識が多くなくとも回答可能な設問を多く選択することが可能です。
また、どちらも過去問からの使い回しが多く、ほとんど暗記だけで勝負可能です。単語、パターンこれを覚えるだけです。記述があるからAPは難しいなどとされていますが、そちらも単語とパターンを押さえれば問題ありません。
また、FEは令和2年春期試験から午後の試験形式が変更され、長文形式の問題となりました。そのため過去問を使った傾向と対策を行い、試験に挑む場合、2021年現在、よりAPの方が取得が楽な状況になっています。
この対策にはこちらのnoteにて、非常に素敵な資料が販売されています。知り合いから教えてもらいましたが、この教材はかなりおすすめです。
特にITオタクは簡単に取得可能
さらにAPの試験問題は、ITオタクが自分の環境を整える程度の情報でも答えられる範囲が多いとも思います。
単語も日常的にガジェットなどを触っているとスペックシートや設定などで出てくる言葉ばかり。例としてUSB端子の形状、DHCPの仕組みといった、日常的なことなども問われたりします。
そうなると覚えるべきものは、数学・経営程度となり、楽勝です。
そもそもプログラミングなどは試験後にやるべき
ただでさえ、IT系の資格は独占業務があるわけでもない資格です。人事的な評価や自己研鑽につながるものであれば、FEではなくもAPの方が楽な上、評価もされます。
そもそもプログラミング言語を試験として導入すること自体、個人的にはありえないと考えています。
試験向けで勉強するなら、当然傾向・対策が行いやすい、そんな言語で選んでしまいます。例えばそのような観点で選ばれた言語が、一般人にとって直接いいことに繋がりますでしょうか。
我々一般人がプログラミングに触れる良さは、自分がこんなことしたい、あんなことあったらいいなを自分で実装できるところにあると思います。
実際に自分がプログラミングでやりたいことがあったとしても、それに繋がらないことを勉強しても仕方ありません。
それならば、ぜひ今回の企画会社であるUdemyの教材で学習することをおすすめします。
個人的に購入したプログラミング教材
以下、個人的に購入して、自分で使うツールの作成を行った教材です。初心者でもわかりやすく、おすすめです。
私はPythonが個人的には書きやすく、自分がやりたいことにfitした言語でした。Excelの自動操作や、Webから一気に情報を集める方法など、業務的にも使えるものがたくさんあります。
ぜひ皆様も、資格は最適な勉強方法・目標で確実に取得し、せっかくなら自分が楽しめることを学習してみてください。
本記事はアドベントカレンダー「IT資格取得をテーマに学びをシェアしよう!【PR】Udemy」への参加記事です。