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プログラマ35歳限界説

Last updated at Posted at 2019-02-23

※2024/03/06 この記事は移動しました。
プログラマ35歳限界説

プログラマに年齢はどこまで関係するのか?

よく
「プログラマ35歳限界説」
というのを耳にする。

理由は

  • 新しいことを学習する能力が落ちるから
  • 単価が上がるから(客先常駐の場合)
  • 管理職へ上がるタイミングだから

というところだろうか。
今年で35歳になる私にとって、他人事ではない。
ちょっと考えて見ようと思う。

新しいことを学習する能力が落ちるから

一般に流れている説として、
年齢が上がるほど学習能力が落ちると言われている。
10代の頃に比べると、35歳のほうが物覚えが悪い、と。

しかし。

これはたぶん、すこし本当で、あとは嘘なんだと思う。

たとえば、ポケモンの名前をすべて覚える能力なら、
10代のほうが高いんだと思う。
つまり、意味を考えず、単に丸暗記する能力なら、
若いときのほうが高いんじゃないか、ということ。

一方で、意味を考えながら覚えるようなことについては、
年齢が上がるほど、経験が増えるほど、論理力が高いほど、
覚える能力が上がっていくんじゃないかと思う。

と考えると、プログラムは「考えて覚える」ものだから、
年齢が上がったら覚える能力が落ちるどころか、
若い頃よりも高まっていると考えられるのではないか。

それから、日常的に勉強や考えるようなことを
しているかどうか、というのもある。

以前の会社の営業の人は、日頃勉強をする人ではなかった。
そういう人は、年齢が上がったほうが学ぶ能力が
上がっていることを自覚できていないのではないか。
だからこそ、先入観による結論が出てくるのではないか。

という気がしている。

自分の実感としても、
高校生の自分と「よーいどん」で勉強すると、
余裕で勝てる自信がある。

ただし、勉強する時間がない、というのはある。

単価があがるから

客先常駐限定の話かな。
これは、今はあまりないんじゃないかと思う。
昔は年齢が上がると単価が高くなり、
客先から敬遠されがちになっていたそうだ。

しかし。

むかしから50代のプログラマが
客先常駐としていたし、今だっている。
単価が高くて年をとっている人が敬遠される、
というのは、あまりないんじゃないかと思う。

ちなみに、昔50代の人と一緒に仕事をした。
その仕事はVB.NETだったのだが、
その人はそれまでCOBOL中心でJavaを少し、
という人だった。
しかし、ひと月の間にすっかりマスターして、
サクサクとかけるようになっていた。
このことからも、ひとつめの
「新しいことを学習する能力が落ちるから」
というのは違うんだろうなぁと思ってる。

管理職へ上がるタイミングだから

これは難しい。
今の日本の多くの組織は、
プログラマの次はシステムエンジニアで、
その次はプロジェクトマネージャで、
というキャリアが多い。
そして

プロジェクトマネージャ>システムエンジニア>プログラマ

という序列がついていたりする。
個人的には、それぞれ必要なスキルが異なるだけで、

プロジェクトマネージャ=システムエンジニア=プログラマ

だと思っている。
ついでにシステムエンジニアという
なんとも曖昧な職は不要では?
とも思ってる。

ちょっとグチっちゃった。

で。
こういうキャリアパスが描かれてしまっているので、
本人が望む、望まないにかかわらず、
プログラマとして続けるのが難しくなってくる面はある。

だからこれに関しては、
働き方や所属している会社によって大きく異なる。
半分、本当ともいえるかな。

まとめちゃう

実感として、
「プログラマ別に限界とか無い説」
を唱えたい。

そもそも30,40代からプログラマになる人もいるし、
年齢による限界っていうのは考えにくい。
プログラマに限定せず、「考える、想像する」職業と考えると、
60,70代のデザイナーや建築士なんてザラにいる。
将棋の棋士や数学科の教授や作家だって年齢なんか関係ない。

能力うんぬんというよりも、
環境や固定観念によるものが大きんだと思う。
続けようとすれば、いつまででも能力を向上しながら
続けることが可能だ、という結論になった。

とはいえ

ひとつだけ。
将棋の羽生さんやMLBのイチロー選手などなど、
多くの一流の人達が似たようなことを言っている。

「情熱を傾け続けることが大切」

と。

そう、プログラマだって同じで、
情熱を持ち続けることが出来るかどうか?
というのは、一番大切なポイントなんだと思う。

個人的なこと

では、自分はどうなのか?
というと、
実はいま、プログラムへの情熱が薄れつつある。
いわゆる
「燃え尽き症候群」の1.5歩手前くらいにいる。

だからこそ、こんな記事を書いてみた。

情熱は維持するように工夫するか、
流れに身を任せて、他のことに傾けるか。
そんな分岐点にいる気がする。

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