コメントの使い方
Python では、コメントを # で始めることができます。
コメントは、コードの動作に影響を与えません。
# これはコメントです
spam = 1 # これはコードの後ろにあるコメントです
text = "# これはコメントではなく、文字列です"
Python を電卓として使う
Python インタプリタを起動すると、電卓のように数値計算ができます。
>>> 2 + 2
4
>>> 50 - 5 * 6
20
>>> (50 - 5 * 6) / 4
5.0
>>> 8 / 5 # 割り算は常に浮動小数点を返します
1.6
整数と浮動小数点の区別も自然です。整数除算 // は、結果の小数点以下を切り捨てます。
>>> 17 // 3
5
>>> 17 % 3 # 剰余(あまり)
2
>>> 5 ** 2 # 冪乗 (5 の 2 乗)
25
変数への代入
変数に値を代入して計算を行うこともできます。
>>> width = 20
>>> height = 5 * 9
>>> width * height
900
文字列の操作
Python では、文字列も簡単に操作できます。
文字列はシングルクォート '' かダブルクォート "" で囲みます。
>>> 'spam eggs'
'spam eggs'
>>> "doesn't"
"doesn't"
>>> '"Yes," they said.'
'"Yes," they said.'
文字列の中で改行を含めたい場合は、バックスラッシュ \n を使います。
また、生の文字列を作成するには r を前置します。
>>> print('First line.\nSecond line.')
First line.
Second line.
>>> print(r'C:\some\name')
C:\some\name
リストの操作
リストは、複数の値を一つのデータ構造にまとめることができます。
リストの要素には、インデックスを使ってアクセスできます。
>>> squares = [1, 4, 9, 16, 25]
>>> squares[0]
1
>>> squares[-1]
25
>>> squares[-3:]
[9, 16, 25]
リストは、他のリストと結合したり、要素を変更したりすることもできます。
>>> squares + [36, 49, 64, 81, 100]
[1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81, 100]
>>> cubes = [1, 8, 27, 65, 125]
>>> cubes[3] = 64 # 間違った値を修正
>>> cubes
[1, 8, 27, 64, 125]
Fibonacci 数列
もう少し複雑な例として、Fibonacci 数列の一部を表示するプログラムを示します。
>>> a, b = 0, 1
>>> while a < 10:
... print(a)
... a, b = b, a + b
...
0
1
1
2
3
5
8
このプログラムは、基本的な変数の代入やループ処理の使い方を示しています。