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Wi-Fi6アクセスポイントのメリット・デメリットとは?

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 無線&有線LANはビジネスの一環と見なされ、その社会的な広がり・活用は企業のデジタルシフトのカギとなります。BYOD(Bring Your Own Device、私的デバイスの活用)を導入した企業、機関などの組織にとってはなおさらです。2019年Wi-Fi6の初登場以来、その超高速通信はWi-Fi6対応デバイスの普及を手助けし、企業の次世代ネットワークへの移行を促します。では、無線LANのコアとして、Wi-fi6アクセスポイントは企業に何をもたらすのか、その意味はどこにあるのかについて詳しく解説します。

企業向け無線LANの狙い目は?

 Wi-Fi6アクセスポイントのメリットを並べる前に、企業向け無線LANの役割と意味について少し話しましょう。業種や経営形態が違うかもしれませんが、異なる企業の無線LANに対する要求や期待は下記の幾つかの集まりにまとめられます。

ユーザーエクスペリエンス

 日常の業務、通信のやり取り、データ受送信などの仕事を滞らずに全うするには安定・安全のネットワーク環境が必要です。無線LANはオフィスの中に欠かせない存在として、VoIP技術を利用したクオリティの優れるビデオ会議の実現、業務の遂行など、何から何まで会社を支えています。

通信範囲

 モバイルデバイスの普及・活用に伴い、有線接続だけではとてもユーザーの日常生活・仕事に対応できません。自宅の無線LANとは違い、法人向け無線LANは複数の部屋や場所を跨ぐかもしれません。また、大勢のユーザーが集まるという高密度環境や頻繁な行動に対応するために、良好な電波強度・広い通信範囲が必要とされています。それが故に、安定した無線接続かつ高い安全性をもつネットワークを構築することは最適策だと考えられます。

セキュリティ

 重要な評価項目として、無線&有線LANの安全性が設けられます。ネットワークのセキュリティが低すぎると、秘密・情報が漏えいしたり、データ通信が監視されたり、デバイスが攻撃されたりするといった障害は発生しやすいです。それを防ぐために、セキュリティの高いアクセスポイントの使用、ゲストや外部からのアクセスを検知・防御するシステム、不正な端末・デバイスの制限などのセキュリティ対策は必須となります。

拡張性

 新たなネットワークの構築、あるいは、次世代ネットワークへの移行、いずれの場合においても、拡張性を考えなくては行けません。今後の企業成長・需要増加を熟慮した上で、最適な無線LANを構築することは大切です。例えば、IoT対応デバイスの導入やBluetooth5技術の実用を通して、業務効率の向上を実現するという活用事例があります。

WiFi6は企業に何をもたらすのか?

 スマホ、パソコン、タブレットなどといったモバイルデバイスの普及につれて、Wi-Fi技術の革新も加速していきます。Wi-Fi6アクセスポイントの実装は企業の業務効率向上・仕事環境の整備に繋がると考えられます。

改善された無線LANの使用体験

 アクセスポイントの性能により、ネットワークの通信速度・クオリティが変わります。長年に渡って使用されたアクセスポイントでは高密度環境に対応できないだけでなく、通信速度の低速化による業務効率低下にも繋がります。Wi-Fi6は2.4Ghz帯・5Ghz帯の二つの周波数帯を利用し、最大9.6Gbps(理論上)の通信速度が可能です。ちなみに、回線速度を上げるわけではなく、Wi-Fi6は複数の無線LAN接続の応答速度を上げることができます。

 それを実現するために、Wi-Fi6の基盤技術であるMU-MIMO(マルチユーザーMIMO機能、複数台の端末から無線LANを利用し、より高速かつ安定した通信をする技術、下記MU-MIMOと呼ぶ)とOFDMA(直交周波数分割多元接続、複数ユーザーをOFDMによってアクセスできるようにする方式)が必要です。MU-MIMOを通して、アクセスポイントに接続できる最大ネットワーク機器数は8台まで増えます。オフィス、大型事務所、工場などのような人数の多い高密度環境にとって、Wi-Fi6の導入は大きな意味を持ちます

強化されたスループット性能・通信範囲

 4ストリームから最大8ストリームまで規格化されたWi-Fi6により、アクセスポイントに同時接続できる端末数も増加しました。Wi-Fi6対応の次世代アクセスポイントの通信規格はデュアルバンド対応2x2 MU-MIMO、デュアルバンド対応4x4 MU-MIMO、トライバンド対応4x4 MU-MIMO、8x8 MU-MIMOという四種類があります。

 企業規模や使用環境次第、それに適する通信規格も異なります。確かに8x8 MU-MIMOのアクセスポイントは高いスループットを持つのだが、5Ghz帯の消費電力が高くてコスパも低いです。5GHz 8×8:8アクセスポイントより、デュアル5GHz 4×4:4アクセスポイントのほうが強い性能を持っています。Wi-Fi6対応アクセスポイントでスループット性能を強化し、通信範囲を拡大することが可能です。

セキュリティ保証

 ネットワーク・セキュリティ、ネットワーク構築に欠く事のできないこととして常に重要視されています。技術が進化していくとともに、セキュリティへの脅威も増えています。それを防ぐために、WPA3に対応する次世代アクセスポイントは高い安全性・完備した認証システムを持ちます。また、WPA3対応のWi-Fi6アクセスポイントはユーザー認証、802.1x認証、MACアドレス認証、クライアント接続認証などといった機能を備えています。そのようなアクセスポイント、無線LANコントローラー、セキュリティゲートウェイを整えたネットワーク・ソリューションは高いセキュリティレベルをもつと考えられます。

高い拡張性

 新しいチップセット・メモリ・ソフトウェアを搭載したFS Wi-Fi6アクセスポイントAP-W6D2400Cは高密度環境(最大1536台端末の同時接続)に適し,中小・中堅企業のお客様に最適です。IoT時代に連れて、アクセスポイントにブルートゥースやZigbeeラジオモジュールを搭載したりすることがあります。それ以外、Wi-Fi6はWi-Fi5のような旧規格との互換性を持ち、スムーズな移行を実行することが可能になります。

Wi-Fi6アクセスポイント、次世代無線LANの普及へ

 時代の流れに呑み込まれていくか、それともゴールまで戦ってみるか。Wi-Fi6の普及につれて、企業はどうすべきなのか?次世代無線LANへの移行を通して、市場に優位を立つことは間違いないだろう。それを実行するために、次世代アクセスポイントを改めて選定し、活用しなければなりません。弊社(FS)のラインナップをご覧になられたあと、FSの専門家チームに最適の製品とネットワーク・ソリューションを提案してもらおう。

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