MacBookでパルワールドをやりたい
周りの友達がスプラトゥーンをやめて最近パルワールドを始めたので、時代に遅れる訳にはいかないなと思ってパルワールドを購入しました。
購入したのは良いものの、自分が唯一持っているWindowsのパソコンはもう買ってから7年目で、唯一使えるパソコンは2021年製のM1 Pro MacBook…
「Macじゃゲームは諦めろw」と煽られたので、無理やりMacBookでパルワールドをインストールし、実行してみた話をしたいと思います。
AppleのDirectXサポート
実は、Appleさん、この前のWWDC2023でMacOSでのDirectXの実行を可能とするGame Porting Toolkitというものを発表しました。
前はParallels Desktopとかを使って、まずWindowsの仮想マシーンにインストールした上で、Parallels DesktopのDirectX 11互換レイヤーを使ってゲームをやっていたのですが、Game Porting ToolkitがDirectX 11、あとParallels DesktopがサポートしていなかったDirectX 12もMetalに変換してくれるおかげで、なんとmacOSでも一部のWindows向けのゲームがプレイできるようになったんですね。
また、ARM CPUでx86-64コードを実行できるようにしてくれるRosettaの説明は省きますが、Windows互換レイヤーのWineとRosetta、あとGame Porting Toolkitを使ってパルワールドを実行することになります。
インストール手順
Whiskyをインストール
または
brew install --cask whisky
でWhiskyをインストールします。
そのあと、Whiskyの初期設定を行います。
もし、RosettaとGPTK(Game Porting Toolkit)がインストールされてない場合、メニューからセットアップを押してセットアップも行ってください。
また、基本設定だとFPSやメモリー使用量が表示されてしまうので、Bottleの設定を変えてHUDをオフにしてあげましょう。
Steamをインストール
Windows版Steamをダウンロードしましょう。そのあとは実行したらWhiskyのBottle選択画面が表示されます。
実行ボタンを押しても実行されない場合はもう一度ボトルを選択したら正常に実行されます。
Steamのインストール画面が表示されたらSteamのインストールを行ってください。
インストールが終わったら、下のようにSteamをピン留めしたら実行が簡単になります。
パルワールドのインストール
Steamのパルワールドをインストールしてください。
パルワールド起動
起動したらパルワールドがまるでWindows環境で実行しているように、快適にプレイできました。
Switchのプロコンとかでプレイしたい場合、Steam Inputをオフにしてください。
感想
プレイしてみた結果、思ったよりも快適にプレイできました。全てのオプションを最高にしても平均30fpsは出してくれますが、電源なしだと性能制限がかかってしまうので電源をつけてプレイすることを推奨します。
おそらくシェーダのリコンパイルとかで最初結構リソースが使われるっぽくてカクカクしますが、どんどんシェーダキャッシュが蓄えられるにつれてどんどん快適になってきます。
あと、ノーパソにしては思ったよりも快適にプレイできるというのはかなり驚きでしたね。まだ序盤しかやってないので敵が増えたりマルチプレイの時とかはテストしていませんが、また何かあったらこの記事に追記していきたいと思います。