この記事ではMac OSX(10.10.4)をつかっています。
その他バージョン情報
node.js(0.12.0)
nodebrew(0.8.1)
##はじめに
node.jsは公式サイトからダウンロードしたインストーラを使ってインストールする方法が一番簡単ですが、node.jsの管理を考えると、node.js自体を管理するツールを介してダウンロードするほうが後々便利、ということを理解したので、管理ツール(nodebrew)を使った管理方法をまとめます。
##管理ツールを使うメリット
nodebrewはユーザのホームディレクトリ直下に.nodebrewというディレクトリを作ってその中でnode.js管理するため、「usr/local」以下にファイルが組み込まれることがありません。「usr/local」にはシステムのファイルが入っているため自分で追加したファイルを分けることで、管理がわかりやすくなります。
公式インストーラを使った場合は、npmを使ってインストールされたツールも同じようにこのディレクトリ内にファイルを組み込むことになります。
nodebrwを使った場合の各種ファイルの保存先
/Users/USERNAME/.nodebrew/
公式インストーラを使った場合の各種ファイルの保存先
/Usr/local/
nodebrewのインストール
$ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup
インストールができたらできたらシェルの設定ファイルへの環境変数の追加も忘れずに。
環境変数の確認
$ echo $PATH
/Users/USERNAME/.nodebrew/current/bin:
がなければ追加します。
~/.bash_profileに以下を追加
export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
再読み込み
$ source ~/.bash_profile
##node.jsのバージョンを使い分ける
nodebrewを使うとnode.jsの複数のバージョンをインストールして使い分けることが出来ます。
以下のコマンドで利用可能なバージョンを確認することが出来ます。
利用可能なバージョン
$ nodebrew ls-remote
node.jsのバージョンは安定版と開発版がある
安定版→偶数(v0.12.xなど)
開発版→奇数(v0.11.xなど)
node.jsの特定のバージョンのインストール
$ nodebrew install-binary バージョン名(v0.10.40など)
node.jsの特定のバージョンのアンインストール
$ nodebrew uninstall バージョン名(v0.10.40など)
インストールされたnode.jsをリスト
$ nodebrew ls
バージョンの切り替え
$ nodebrew use 使いたいバージョン名(v0.12.0など)
間違えてたら教えて下さい