2020.07.04にG検定を受験するとともに、ただの暗記でなく広く深く人物背景を知りたい思いwikiなどで調べました。そしてこの記事まとめてみました。
私自身が面白いと思ったことを書き連ねているので、間違っている点やG検定に関係ないこともあるかと思いますが、この記事を読んで試験のための暗記でなく、よりAIについて興味が沸いていただければ嬉しです。
ジェフリー・ヒントン(Geoffrey Everest Hinton)
人工知能、認知心理学
Born : 1947(現:72)
所属:トロント大学、Google
ニューラルネットワーク(NN)の第一人者
2012年 ILSVRC(画像判別コンペ)にて、当時SVMを用いた画像分析が主流で正答率26%台の勝負だったが、ニューラルネットワークを用いた画像分類を行い16%と当時の常識を遥かに超える結果をもたらした。
当時のILSVRC優勝したモデルはAlexNet(Alex Krizhevsky & Ilya Sutskever & Geoffrey E. Hintonが作成した。その内の1人であるAlexの名前をとっている)
#ジョン・マッカーシ(John McCarthy)
人工知能、計算学者、認知学者
Born : 1927-2011(現:72)
所属:ダートマス大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学
人工知能という言葉を初めて提唱した人物
マッカーシーは人工知能のために数理論理学を使って知識を表現することに尽力した。
1956年、人工知能 (AI) に関する世界初の国際会議を主催(ダートマス会議)
この会議は、ダートマス大学にて2ヶ月間10人の人工知能研究者が集まり、人間の知能をどう機械で表現出来るようにするかを議論する内容であった。
#アーサー・サミュエル(Arthur Lee Samuel)
コンピュータゲーム、人工知能
Born : 1901~1990(享年89歳)
所属:ベル研究所,IBM,スタンフォード大学教授
機械学習の父と呼ばれ、1959年に機械学習を定義した人物
「明示的にプログラムしなくても学習する能力をコンピューターに与える研究分野」
(つまりPCを、入力値を受け、それに対する予測や評価を出力できるようにする研究)
#ジョン・サール(John Rogers Searle)
言語哲学、心の哲学
Born : 1932(現:87)
所属:オックスフォード大学、カルフォルニア大学、大学問題大統領特別顧問
人工知能批判で有名
以下の言葉はジョン・サールが作った。
強いAI:まさにPCがドラえもんのような自我を持つこと
弱いAI:チャットボットやDeep blue(現時点では全てのAIはこちら)
(補足:それまで人間にしか出来ないと考えられていたことが(ex:将棋、運転、翻訳)が人工知能によって出来た瞬間に、その技術に意思はなく、単なる自動化だと考えることをAI効果と呼ぶ)
チューリングテストを発展させた中国語の部屋という有名な実験を行った。
(この実験は、中国語が分からない人を部屋に閉じ込め、穴を通して中国語が書いた紙切れを中に渡す。部屋内にあるマニュアルを読み、紙切れに書いた中国語に対応した文字を書き部屋の外に出すというものである。
これは、CPを模倣した実験であり、いかにCPが早く正確に文字を翻訳したりできようが、そこに人の意思はなく、強いAIは制作不可能であることを示した。)
ちなみに、2019年にセクハラで大学を追放されているらしい。
#ヤンルカン(Yann LeCun)
人工知能、ロボット工学
Born : 1960(現:60)
所属:ニューヨーク大学、Facebook
最初にCNN(畳み込みニューラルネットワーク)LeNetを発明した人物
1988年にはジェフリー・ヒントン研究室に所属していた。
また、GRUを絶賛した人物
#アラン・チューリング(Alan Mathison Turing)
数学者、哲学者、コンピュータサイエンス、人工知能
Born : 1912-1954(享年41)
所属:ケンブリッジ、
ある機会が人間的かを判別するチューニングテストを提唱した。
現在のCPの基本的なアーキテクチャーの元になっている、チューニング・マシンを作成した。
また、彼の人生を描いた映画、「イミテーション・ゲーム」が制作されている。
#レイ・カーツワイル(Raymond Kurzweil)
発明家、企業家、人工知能、フューチャリスト、音楽
Born : 1949(現:71)
所属:Google
2005年に「The Singularity Is Near:When Humans Transcend Biology」で**技術的特異点(technological singularity)**は近いと宣言し、世間にその存在を認知させるきっかけを作った。
2029年までにはチューリングテスト合格すると予言。すなわち強いAIが誕生する。
2045年には
1000ドルのコンピューターは全人類の脳の計算性能を上回る時点として定義している
#スティーヴン・ホーキング(Stephen William Hawking)
物理学、天体、
Born : 1942-2018(享年76)
所属:オックスフォード大学、ケンブリッジ大学
シンギュラリティに対し危機感を持っており
完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれないと言った。
一般相対性理論と関わる分野で理論的研究を前進させ、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し、世界的に有名になった。
全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)と闘い続けてきた「車いすの天才科学者」として知られおり、その人生は映画化された。
#イーロン・マスク(Elon Reeve Musk)
企業家、エンジニア
Born : 1971(現49)
所属:テスラモーターズ、スペースX
人工知能が与える影響の大きさの危険性を危惧、Open AIという非営利団体を設立
Open AIは人工知能の研究を行い、それをオープンソースとすることで社会全体で平等に人工知能技術を共有しようというと試みている。
テスラモーターズ(電気自動車)、スペースX(宇宙飛行)、ソーラーシティ(太陽光発電)など数多くの企業を生み出しており、
PayPal社の前身であるX.com社を1999年に設立した人物でもある。
映画「アイアンマン」のモデルにもなった。