37
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

草を生やすためのコミットなんか今すぐに辞めてしまえ

Posted at

草を毎日生やすのはとても見栄えがいいですよね

GitHubのプロフィール欄、緑や灰色のマスが沢山並んでいますね。
あれはその日のコミット数(issue作成、PR作成、defaultブランチへのpush数等)を緑の濃さで表しています。
1コミット以上であれば薄い緑、コミット数に応じて徐々に濃い緑。
また、コミットをしなかった日は灰色です。

あの欄を緑色にしていくことを「草を生やす」と呼び、草を生やす活動については記事が多く投稿されていることは皆様ご存知だと思います。
GitHub緑化活動については、「社内勉強会での登壇をお願いされて、評価が上がったりとかあるかも」とか、「見栄えが良くなれば仕事を探しやすくなるかもグヘヘ」みたいなものがメリットとしてはあったりするかもしれません。

しかし。

見栄えのためにわざわざ毎日クソコミットするのはマジで無駄でただの徒労

です。

今すぐ辞めましょう。

ある男の話

プロローグ

誰とは言いませんが、上で挙げたような不純な目的で毎日コミットを続けた男が居ました。

その男はなるべくコードを書きたいとは思いつつも、時間が取れなかったり、その日のうちにdefaultブランチへのプッシュが出来るまでの作業が終わらなかったりする事がありました。

「まずい、今日の草が生えない。」
「そうだ、草を生やすだけならこうすればいいじゃないか」

彼は適当なタイトルでissueを立て、即座にcloseしました。

するとどうでしょう。
その日のコミット数が1になりました。

彼は変わってしまいました

「今日ちょっと疲れたな」
「コード書くの面倒だなぁ」パズドラ スイスイ
「適当にissue立ててcloseしよ」

1コミット。

...

「明日は忙しいから、今日のうちにコード書いてPR(プルリクエスト)作ろう」
次の日
「マージっと。」

1コミット。

「毎日コミットなんてラクチンだなぁ」

そんなある日

午後六時
「今日も疲れたなぁ」
「ちょっと仮眠取って、起きたらまた適当にissue立てよう」

...

???時
「よく寝た、さて今日のコミットを......」

時計「00:15です」
「」

image.png
image.jpg

一日一(クソ)コミット生活についに幕が下りる

大慌てでコミットを行うも、日が変わってしまった以上、草は生えません。

彼は泣き叫びました。

クソコミットであろうと、毎日積み重ねて作ってきた芝生だったのです。

彼はSNSで悲鳴をあげました。

やってしまった。今まで行ってきたことを無駄にしてしまった、と。

image.png

運営者ギルドの方からは、このような返信をいただけました。

image.png

・・・!?

過去の草は”生やせる”

過去日付でGithubの草を生やす
こんなんありました。

適当なリポジトリでやってみます。
image.png

image.png
image.png

生えた!!!!!

男は考える

「えっ」
「後からでも生やせるんなら」
「別に毎日草を生やすのって意味なくない?」

そしてタイトル。

草を生やすためのコミットなんか今すぐに辞めてしまえ

これは草を生やすことや、毎日コミットを行う事が無駄というわけではないのです。
草を生やすためにクソコミットをすることが無駄だという事です。

そもそも、毎日コミットを行う事についての記事は、毎日コードを書くことのメリットに触れているのであり、その副産物として草が生えているだけなのです。
草を生やすためのクソコミットをしているようでは、まさしく「目的と手段が逆転」しています。
だって草なんて後から生やせるのですから。

むしろ、「今日のコミットは何にしようかなぁ」と毎日考えなければいけない分デメリットです。
脳のリソースをそんな訳のわからない事に割くべきではありません。
そんなん考える暇があったら技術書読んだり、コード書いたりアーキテクチャの勉強してる方が百倍有意義です。

以上、自分への戒めでした。

37
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
37
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?