0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

富士通メインフレームは○×□が不便 〜PFD〜

Last updated at Posted at 2023-05-14

富士通のPFDは、IBMのISPFの前身であるSPF互換として提供されたと理解しているのですが、今回はこのPFDについてです。


PFD-1(BROWSE)

ISPF-1はVIEWですが、PFD-1はBROWSEのままです。
ご存知のようにVIEWはメモリ上での更新はできますが、データセットに上書き保存はできません。保存できないのはBROWSEと同じですが、一時的に修正できるところが魅力です。

OUTLIST

ISPFでは実行時のJCLをSPOOLから取り出し、SUBMIT時のJCLを復元できるのが羨ましいです。

PFD-3.4(CATALOG), PFD-3.7(VTOCLIST)

PFD-3.4ではカタログされたデータセット一覧が表示されます。
PFD-3.7では指定したVOLUMEにあるデータセット一覧が表示されます。
どちらも表示のみで、データセットを選択してEDITやBROWSE、VIEWにすることはできません。
カタログされたデータセット一覧からEDIT等のアクションが可能なPFDEというものが、PFDとは別にあります。
PFDはまずアクション次にデータセットという順ですが、PFDEは逆です。

PFD-3.8(OUTLIST)

PFD-3.8は、SPOOLに出力された実行結果をOUTPUTコマンドでデータセットに出力しこれをBROWSEで表示しているようなものです。この時のデータセットのレコード形式がFBS(固定長標準形式)、レコード長は137バイトです。
そのため、137バイトより長いレコードは画面上2行に分割表示されます。日本語(2バイト文字)の部分で2行に分割されると2行目の先頭に表示されるのは日本語ではなく文字化けになります。当該行にX’28’(z/OSはX'0E')がないからです。


富士通メインフレームはIBM互換路線を止めたため、このような機能差が生じているのだと思います。当時富士通はProprietaryという言葉を使ってマスコミに説明していました。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?