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Kaggleカーネルのメモリ制限を対処する5つの方法

Last updated at Posted at 2023-05-14

本記事では、Kaggleカーネルで発生する可能性のあるメモリ制限問題について解説します。Kaggleのカーネルはデフォルトで16GBのRAMを提供していますが、これを超えるとメモリエラーが発生します。そこで、以下にその問題を解決するための5つの手法を提案します。

1. データの読み込みを最適化する

大きなデータセットを扱う際には、不要な列を削除したり、データ型を適切に選択することでメモリ使用量を削減することが可能です。例えば、整数型の列に対してはint8やint16を用いると、int64と比べてメモリ使用量を大幅に減らすことができます。

2. データの分割

データセットが大きすぎる場合、一度に全てのデータをメモリにロードするのではなく、分割して逐次的に処理することが有効です。この方法を用いると、一度にメモリにロードされるデータ量が減少し、メモリ使用量を制御することができます。

3. メモリ使用量を監視する

Pythonのgc.collect()関数を使用して不要なメモリを解放するだけでなく、psutilライブラリを用いてメモリ使用量を監視することも重要です。これにより、メモリ消費が多い箇所を特定し、適切に対処することが可能になります。

4. モデルのサイズを調整する

使用するモデルのサイズを小さくする、またはモデルの構造を調整することで、メモリ使用量を抑制することができます。例えば、深層学習の場合、ネットワークの層を減らす、またはノード数を減らすことでメモリ使用量を抑制することが可能です。

5. KaggleのGPUカーネルを利用する

KaggleのGPUカーネルを利用することで、メモリ制限を緩和し、GPUの高速な計算能力を利用することができます。しかし、GPUカーネルは一日あたりの使用時間制限があるため、使用時間の計画を適切に立てることが重要になります。

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