はじめに
ビズロボでは、Web操作を行うことができることが、一つの強みですが、
Webブラウザエンジンによって表示がうまくされなかったり、
CSVの出力の際などに、少し出力方法について工夫が必要だったりと、
通信内容について確認したい場面があるかと思います。
今回は、ビズロボで通信内容の確認ができる BrowserTracer(ブラウザトレーサー)機能についてです。
ブラウザトレーサーとは
まずブラウザとは
WEBサイトを閲覧するために使うソフトのこと。Chrome、Internet Explorer(IE)、Microsoft Edge、Google Chrome、Safari、などが有名ですね。
HTMLやCSSなどを解釈して、見た目を整形した上で表示する機能がありますが、
ざっくり画面表示の役割を持っていると思っていただければと思います。
トレーサー
トレースがなぞったり、過程を調べるというニュアンスですので、
トレースを行う主体といったところでしょうか。
そのためブラウザトレーサーは、
ブラウザが実行した通信の内容を確認できるといったイメージですね。
使い方
上部のTools(ツール)から
Open Browser Tracer(ブラウザトレーサを開く)をクリックします。
すると下記のようなシンプルな画面が開きます。
トレースの開始および停止は、
左上の赤丸のボタンをクリックすることで切り替えられます。
ちなみに開始すると下記のような形
(少しわかりにくいですが、ボタンが押されています)
この状態でブラウザを読み込んだり画面遷移をすることで、
通信内容の取得ができるようになりました!
ステップを通過させると、
画面が表示されたことがわかります。
(今回は、MY BizRobo!のログイン画面を読んでいます)
通信内容が取れていることがわかります。
より詳細なリクエストやレスポンスは各行を選択すると確認できるようになります。
注意点
動作に影響が出てしまうため、
ポイントは絞って使用し、使用しない場合はすぐに無効にしましょう。
この内容については、Kofax RPA のヘルプで以下のように説明されています。
記録中、特に JavaScript 記録を利用した記録中は大量のデータが収集されるため、動作が通常よりずっと遅くなることがあります。目的のトラフィックのトレースが完了したら、必ず [記録] ボタンを無効にしてください。
おわりに
今回はブラウザトレーサー機能についてでした。
BizRoboでは、
通信内容を考慮しての開発も必要になるシーンがあるため、
ぜひ今後も活用していきたいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
以上