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Bizrobo ビズロボ_開発時・運用時に学んだこと

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はじめに

Bizroboの開発・運用保守をメインに対応しておりますが、
業務の中で、もっと早くロボットの情報やドキュメントなどの情報を見つけられたら、
よりスピーディーに対応ができたなということは多々あります。

現場でおおむね1年のBizrobo開発・運用を経て、
多くの課題や改善点について見えてきた部分がありますので、
参考になればと思います。

対象

・Bizrobo開発・運用をされている方


結論

下記を意識して開発・運用をしていました。

1.ロボットタグの追加
2.ロボット内で積極的にコメントを残す
3.過去インシデント時の対応は詳細に記載
4.バッチなど外部ツールを使用している場合対応スコープを記載する
5.ドキュメント格納場所の統一

詳細

1.ロボットタグの追加

10.7からの機能となります。
ロボットの開発時にロボットタグを追加でき、
Management Consoleにて検索やフィルタリングが可能となります。

ロボットタグの追加は方針によって異なるとは思いますが、
ロボットタグを追加しておくと、
ロボットがどんなことをしているかの推測に役立ちます。

例えばVBAやAccessなどのタグを追加していると、
VBAを呼び出しているロボを探す際に、
このロボではVBAを呼び出しているなどと
欲しい情報をすぐに取ることができます。

2.ロボット内で積極的にコメントを残す

Bizroboでは各ステップにてコメントを残せるため、
積極的に活用していくことで、開発者以外の人が見たときに、
ステップの処理内容やステップの意図などについて、把握することができます。

ロボット内にて変数が多くなってきたり、
コンバーターなどで加工することが増えてきた場合には、
処理内容の把握に時間がかかるため、コメントがあると非常にわかりやすくなります。

3.過去インシデント時の対応は詳細に記載

インシデントが発生した際には、
どのように対応をしたのかを詳細に記録をしておくことで、
次回以降のインシデントに役立ちます。

忙しいときには、そこまで詳細に記載しなくてもわかるだろうといった
感情も出てしまうときがありますが、
詳細に記載することで、次回以降のインシデント対応スピードが上がりますし、
自分以外の方が対応する際にも役立ちます。

4.バッチなど外部ツールを使用している場合対応スコープを記載する

Bizroboでは、外部ツールとの連携をした上で、
様々な業務に対応ができるようになります。

現場では、ツールについては、
別で作成しているというケースもありますので、
どこまでは自分たちで対応し、
どこからは確認依頼をしなければいけないのかなどの
対応範囲を明確にしておくこと、かつ記録をしておく必要があります。

担当者が変わった際に、前回と対応範囲が異なることで、
別のトラブルの原因になる可能性もあるため、
対応範囲や担当者については、まとめておくことが大切です。

5.ドキュメント格納場所の統一

次回の対応のために、マニュアルなどを残すことがあると思いますが、
せっかく作っても誰も見なければ意味がありません。

ドキュメントの格納ルールについては、
しっかりと固めておく必要があります。

開発時のテンプレートやインシデント対応時のテンプレートなどを、
一つのフォルダにまとめておき、
対応の際には必ず参照するようにして、
過去と同じように回り道をしないようにしましょう。

特にIT業界では人の入れ替わりも多々あるとおもいますので、
誰が来ても対応ができるということが、運用において重要になってきます。

おわりに

今回は、Bizroboの開発・運用保守について、
過去の反省を記事にしてみました。

会社の方針によって変わる部分ではありますが、
保守性を高める点という意味では、
できるだけ管理がしやすい形での開発、ドキュメント整備など、
共通項は多いと考えています。

限られた時間の中で生産性を上げるために開発をするのが、
RPAのメリットになりますので、
運用保守にかける時間はできるだけ減らしていくことを心掛けていきたいです。


最後まで見ていただきありがとうございました。
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