さくらの VPS を使って、Minecraft サーバーを立てる方法を紹介します。
さくらの VPS への登録は済ませておいてください。
前提知識
- 基本的な UNIX コマンドの知識
Ubuntu 10.04 をインストール
VPS コントロールパネルの「OS 再インストール」のところから、「カスタムOSインストールへ」
「OS選択」で「Ubuntu 10.04 amd64」を選んでインストール。
インストールの設定は http://support.sakura.ad.jp/manual/vps/mainte/custom_ubuntu.html を参照してください。
Java のインストール
Ubuntu の OS インストールが終わったら、Java をインストール。
Java は Minecraft を実行するために必要です。
$ sudo apt-get install openjdk-6-jdk
を実行すると、
インストールされるものがワーっと出てきて、Do you want to continue [Y/n]?
と聞かれるので、「Y」と入力して Enter。
終わったら
$ which java
を実行して、
/usr/bin/java
と出ればインストール成功。
25565 番ポートの解放
Minecraft サーバーは、25565 番ポートを使用するので、このポートを空ける設定をします。
以下のコマンドを実行してください。
$ sudo ufw default deny
$ sudo ufw allow 22
$ sudo ufw allow 25565
$ sudo ufw enable
Command may disrupt existing ssh connections. Proceed with operation (y|n)?
と聞かれるので、「y」と打って Enter。
22 番ポートはサーバーにログインするために必ず必要。
他にも、例えば 80 番ポートを開きたかったら、ここで sudo ufw allow 80
としてください。
$ sudo ufw status
Status: active
To Action From
-- ------ ----
22 ALLOW Anywhere
25565 ALLOW Anywhere
となったら OK。
Minecraft サーバーのインストール
以下のコマンドを実行すると、/home/<Ubuntuのユーザーネーム>/minecraft/
の中に、minecraft_server.jar
がダウンロードされます。
$ wget https://s3.amazonaws.com/MinecraftDownload/launcher/minecraft_server.jar -P ~/minecraft
次に、Minecraft を起動するためのスクリプトを用意します。
$ sudo nano /etc/init/minecraft.conf
と実行すると nano というエディタが開くので、次のように書いて保存。
(Minecraft に割当てるメモリ量を増やすには、1024M となっているところを適宜変えてください)
description "Minecraft server"
chdir /home/<Ubuntuのユーザーネーム>/minecraft
exec java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar nogui
start on startup
保存するには「control + o」を押したあと Enter、エディタを閉じるには「control + x」。
Minecraft サーバーの起動
$ sudo start minecraft
とすれば、Minecraft サーバーが立ち上がります!
これで、PC の Minecraft から、今回用意したサーバーにマルチプレイで繋げることができるようになります。
Minecraft サーバーを止めるときは、
$ sudo stop minecraft