やりたいこと
- EclipseでSpring Boot + Mavenのプロジェクトを作成したい
- Gitでバージョン管理できる状態にしておきたい
1. 事前準備
Pleiades All in One ダウンロードから、JavaのIDEであるEclipseをダウンロードしておきましょう。また、Git Bashをダウンロードするなりして、Gitを使える状態にしておき、GitHubにも登録を済ませておきましょう。
2. リモートレポジトリの作成とバージョン管理環境の整備
2.1. GitHubでリモートレポジトリを作る
ログインした後のGitHub上で、ヘッダー右側にあるプラスマークから、[New repository]をクリックします。好きなレポジトリの名前を入力し、PublicかPrivateを選んだら、そのまま下部の[Create repository]でレポジトリを作成してください。
2.2. ローカルにクローンする
自分のわかりやすい場所で、git clone <作ったリモートレポジトリのURL>
をしてください。これを行うことで、リモートで先ほど作ったレポジトリがローカル上で利用できるようになります。
git clone
したローカルのディレクトリ上で、リモートレポジトリの名前と同じディレクトリが新しく生成されていたら完了です。
2.3. .gitignoreを作成する
クローンしたディレクトリにcd <ディレクトリ名>
をして入ります。
このディレクトリ内に、.gitignore
という名前のファイルを新しく作ります。作ることができたら、このページにある.gitignore
の内容をファイル中にコピペしてください。
これは、これから作成するプロジェクトをバージョン管理する上で必要となる.gitignore
(バージョン管理の対象外とするファイル群を示したもの)です。
ディレクトリ内でgit status
して、Untracked files
の中に赤字(デフォルト色)で.gitignore
が追加されていればOKです。
2.4. 一旦pushしておく
このタイミングで一旦、ローカルの変更内容をリモートにも反映させておきます。以下の手順でやってみましょう。
# すべての変更内容をステージする
git add .
# コミットする
git commit -m ".gitignoreを追加"
# リモートにpushする
git push
GitHubに戻って、作ったレポジトリの中に、.gitignore
が追加されていれば完了です。
3. Eclipseでプロジェクトを作成する
3.1. Eclipseを開く
インストール済みのEclipseを開きます。ランチャーが立ち上がったら、デフォルトのワークスペースを選択したまま、[起動]します。
Eclipseのウィンドウが立ち上がったら完了です。
3.2. Spring スターター・プロジェクトを作成する
Eclipseの上部メニューバーから[ファイル]→[新規]→[その他]と進みます。出てきたダイアログウィンドウで、「Spring」で検索し、[Spring スターター・プロジェクト]を選択しましょう。
いくつか設定を行います。まず、[デフォルトロケーションを使用]のチェックを外します。そうすると、プロジェクトの保存先を自分で指定できるようになるので、前のセクションで作ったディレクトリを参照するようにします。また、[タイプ]に関しては、今回はMavenを選択します。済んだら、[次へ]を押して、初期設定での依存関係を定義していきます。今回は、デフォルトでチェックがついているものに加えて、[H2 Database]と[Thymeleaf]をそれぞれ選択しておきましょう。(もちろん後から必要に応じて消すことも、追加することもできます。)
[完了]をおすことで、[プロジェクト・エクスプローラー]に作成したプロジェクトが表示されたらOKです。試しに、プロジェクトを右クリックして、[実行]→[Spring Bootアプリケーション]してみると、プロジェクトが始動します。ここで、http://localhost:8080/にアクセスしてWhitelabel Error Pageが表示されれば、エラー画面ではありますが、Spring Boot自体は立ち上がっています。
3.3 リモートにpushする
他のプロジェクトメンバーが作業可能な状態にするために、リモートにプロジェクトをpushしておきましょう。さっき作ったディレクトリで、git add
からgit push
までを行ってください。