まえがき
どうも英語物語という英語学習ゲームを開発してます。Gongです。
2年超の赤字期間を経てやっと、黒字化した英語物語なのですが、
懲りずに、フィリピンでワードコスモスというゲームを作って
また大きな赤字出してしまいました。
(ちなみに、英語物語で赤字期間に書いた失敗談はこちら。)
現在も、目下お金を溶かし中ですが、
先月、社員旅行中に乗っていた車が山道で横転するという事故が起こり
もう一度よく考えてみる機会を得ました。
今までの反省点をきちんと振り返り、
今後に開発に活かして行くため記事にしてみます。
ゲームやアプリ、システム開発をやりたいという人の参考になれば幸いです。
(ちなみに当たり前の事しか、書いてないです。当たり前のことって難しい。)
組織作りについて
(結論;最初はプロトタイピングに必要な人員だけ雇え)
次はフィリピンで世界向け英語学習サービスを開発だ!
と意気込んで、人事や色々な職種を雇ってから、
どんなサービスにするかを計画しだしたのですが、
圧倒的に間違いでした。
まずは、どんなサービスにするかを計画するために必要な人員だけを雇って、
サービスが決まってから、必要な人を雇うべきです。
いい人を雇うのは時間がかかるので、早く雇わなきゃとか
思ってましたが、サービスが決まる前に人を雇う弊害の方がはるかに大きいです。
金が溶けるから、焦ってくる。
サービスがリソースに引っ張られる。
業務内容がフワッとし、成功までに時間もかかるため、士気が下げる。
という弊害があります。
ゲームの企画について
(結論;コアゲームシステムを必要最小限で検証する)
①のような状況で企画していると、まあドンドン豪華なアプリになっていきます。
(本人(自分)では、シンプルにしているつもりでも、)
コアとなるゲームの面白さ を検証する以外の色々な要素が組み込まれて行き、
リリースまで時間がかかり、いざフタを開けると、あれ、このコアゲームシステム微妙?
とかいう感じになってきます。
"コアとなるゲームの面白さ"を検証するためのアプリを最短で作りましょう。
その良さが検証できてから、ビジネスモデルや継続率、収益性のための機能を考えましょう。
次僕がやるなら、
①検証するためのミニマムなアプリをいくつか企画・制作・公開する。
②マーケットの評価や分析データを検証する。
③本腰を入れて取り組むコア・ゲームシステムを決める。
④新たにアプリを企画・制作・公開します。
ゲームの開発について
(結論;企業文化とプロセス作りに最初からしっかり取り組む)
企業文化とか、プロセスとか、
正直売上が上がってない状況ではあまり気にできません。
衣食足りて、礼節を知るではないですが、
売上足りて、仕組み作る。
になりがちです。
まあ、仕方ないし、やってみないと企業文化とかプロセスとか分からないんですが、
後から作るのは、とても大変だし、
きちんと作るには、時間がかかるので、
最初から取り組むのを強く勧めたい。
(一回ベンチャー企業とかに就職して失敗・成功体験があるといいかも。)
(今はしっかりスクラムやろうと研究中です。)
英語物語との並行開発について
(結論;一つの事に集中できる環境を事前に作る)
つらいです。両方が中途半端になりがちです。
英語物語のカスタマーサポート・運営・開発・ディレクション業務を行いながら、
ワードコスモスの企画・開発サポート・バックオフィス系・企業文化・プロセス作り
をする。
労働時間にすると、たいして働けていないのですが、
マルチタスクになりすぎてドンドン作業効率が落ちる悪循環に陥ります。
新しい事に着手する前に、まず英語物語の方をきちんと仕上げる。
少なくとも、僕がいなくても運営が回る体制にする。
べきでした。
今後
(結論;諦めません。勝つまでは。)
・企業文化とプロセス作りを頑張ります。
・ワードコスモスを時間を区切って完成させます。
・一度フィリピン法人を閉じて、再設立するかも。
・英語物語をしっかり仕上げます。
最後に
フィリピン法人の皆
無能な社長で本当にごめんなさい。
失敗ばかりだけど、皆と出会えた事は本当に幸せだと思っているし、
すでに辞めたメンバーを含め、皆大好きです。
ワードコスモスも完成させれば、価値のアプリものになるとまだ信じています。
皆が働く価値のある会社になれるよう頑張ります。
英語物語ユーザの皆様
開発の遅れや、運営ミスの多発、本当に申し訳ないです。
いつも暖かく見守って頂きありがとうございます。
今後はもっとしっかりした体制作りと、開発を行います。
日本法人の皆様
英語物語に集中していたら、
もっと良い状況になっていたはずなのに、
未だに苦難の日々申し訳ないです。
丸投げばかりの状況にめげず、
責任感を持って対応頂き感謝感謝です。
家族の皆様
そばにあまりいれなくてごめんなさい。
いつも支えてくれてありがとう。