はじめに
以下のリンクで、UiPath Studio/Robot v2022.10 のインストールガイドと、バージョンアップガイドが公開されました。インストールガイドとバージョンアップガイドで、合計80ページを超えるボリュームになっています!
※ 制作にかかわった皆さん、いつもありがとうございます!!(*´▽`人)
2022.10になって手順や考え方が従来からガラッと変わった訳ではなく、従来の考え方に一部の変更が加わった内容になっていますので、主な変更点について抜粋でご紹介します!
インストールガイドの変更点
インストーラの種別(P13)
32bit版の提供の廃止について記載されています。
接続方式について(P17~)
P17, P19: マシンキー接続、対話型サインイン接続に加えて、新たに クライアント資格情報 を用いた接続が紹介されています。
p.31, p.32 クライアントID/シークレットを用いた接続のイメージが紹介されています。
マシンキーの非推奨化
マシンキー接続は非推奨機能となっています。非推奨の機能の利用はサポートされていますが、将来的に削除される可能性があります。詳しくは以下のURLをご参照下さい。
https://docs.uipath.com/ja/overview/other/latest/overview/deprecation-timeline
バージョンアップガイドの変更点
サポートモデルについて(p.7)
2022.4より全てのバージョンがLTSサポートに変更されました。
※従来は4月のリリースはFTSサポートでした。
互換性マトリックス (p.10, p.11)
最新のマトリックスが反映されたものになっています。
クラシックフォルダーの廃止予定について(p.21)
v2023.4でのクラシックフォルダーの廃止予定についての説明があります。
2023年4月以降でも、以前のバージョンの製品を使っている間はクラシックフォルダーを利用できます。ただし、いずれはサポートが切れてバージョンアップが必要になる為、その前にモダンフォルダーへの移行が必要となります。
レガシプロジェクトのマイグレーションについて (P23~)
各対応OSの説明が記載されています。また、Windowsレガシの廃止、およびWindowsへの移行時の注意点などが記載されています。
Windowsへの移行後の動作について
WindowsレガシからWindowsへの移行は移行ツールで実施可能ですが、移行後に動作が変化する場合があるので、動作確認して頂く必要があります。
ライブラリの互換について
WindowsレガシとWindowsの間での互換はなく、開発中の自動化プロジェクトと異なる対応OSで開発されたライブラリを使う事はできません。また、対応OSがWindowsの自動化プロジェクトで公式アクティビティを利用する場合は、Windowsに対応したものだけをご利用頂けます。Windowsへの対応状況は下記URLでご確認下さい。
https://docs.uipath.com/ja/activities/other/latest/user-guide/introduction
[2023/04/13追記] Windowsレガシの非推奨化の時期について
現時点ではWindowsレガシプロジェクトの作成に対するサポートの終了時期は明示されていません。最新の情報は以下のURLをご参照下さい。
https://docs.uipath.com/ja/overview/other/latest/overview/deprecation-timeline