本記事は ZOZO Advent Calendar 2022 カレンダー Vol.2の12日目の記事です。
昨日の投稿は @kurosuke1117 さんの 「5日で100万人超えのChatGPTって何なのか使い倒してみる」でした。
はじめに
2022年の個人的な初挑戦は『新卒メンバーのメンター業務』でした。
1-3月は内定者アルバイトのメンターを努め、4月以降は同じチームに配属されたメンバーのメンターを担当しています。
弊社はリモートワークを主体とするメンバーが多く、実際に顔を合わせる機会は年に数回しかありません。
私も普段は札幌に住んでおり、2ヶ月に一回程度オフィスに出張するのみです。
そんな状況ではありますが、嬉しいことに新卒メンバー含め数人の新メンバーがチームにjoinして大活躍しています。
私はリモートワーク環境に入ってから4-5人のメンターとして対応しましたが、はじめの頃はリモートワーク環境での新メンバーの対応に慣れておらず数々の失敗を繰り返しました。
しかしながら、2年ほど続けてきたことで汎用的なポイントが見えてきたのでご紹介できればと思います。
本記事の対象読者
- 今後リモートワーク環境で新メンバーのメンターを担当する人
- 今後リモートワーク環境に新メンバーとして入る人
- 来年の新卒メンバー受け入れを検討している人
リモートワーク環境で新メンバーを受け入れる上で意識すること
雑談する時間を定期的に確保する
リモートワーク環境では定期的に『チームメンバーと雑談をするための時間』を予定に入れるようにしています。
当初は『業務に関係無い事を予定とするのは迷惑なのでは』との思いがありました。
ですが、新メンバーがチームに溶け込む為に必要な情報を提供するのもメンターの大きな役割の一つになります。
人間は「未知のものに恐怖を感じる生き物」であり、交流が少ない人は恐怖の対象になります。
その恐怖を取り除きチームメンバーに対して恐怖感を抱かない為にも強制的に交流の機会を増やす事は効果的でした。
新メンバーを褒める(感謝する)事を意識する
リモートワーク環境では『新メンバーの成果を褒める(感謝する)』事をミーティング内で意識しています。
人によっては当たり前の事だと思うかもしれませんが、とても大事なポイントになります。
『失敗等を注意する時間』は確保しても『成果を褒める(感謝する)時間』をわざわざ確保してない人が多いのではないでしょうか?
リモートワーク環境ではコミュニケーションの量がオフィスと比べて少なくなる事が一般的です。
その少なくなったコミュニケーションの中で『相手を褒める』といった行為は意図せず削減している事が多く、メンバーに対して『成果を認められてない』といった印象を強く与える原因にもなります。
新メンバーの心理的安全性や自尊心を育たせるためにも『褒める(感謝する)』といった行為は意識して行ってください
作業進捗等を『説明する』時間を多く取る
リモートワーク環境では『新メンバーが自身の思考/作業を説明する』時間を多めにとっています。
先にも書きましたがリモートワークではオフィス環境より絶対的にコミュニケーション量が少なくなります。
その中で新しい業務に取り組む際に起こりやすい問題が『理解してない部分がわからない』状態に陥る事になります。
リモートワーク環境で情報をキャッチアップを行っている新メンバーは自身の理解度を客観的に測ることが難しく、周囲のメンバーも判定する事が困難になります。
実際に作業をし始めてから『メンターの想定してた理解度』と『新メンバーの理解度』に差があり、想定外の準備作業などが増えていく事が多くありました。
そのため実際に作業を依頼する前に『メンターの想定している理解度』と『新メンバーの理解度』のすり合わせを行う事が重要になっていきます。
効果的な方法としては依頼した作業の進め方を新メンバーから説明してもらい、メンターがチェックするといった形になります。
メンバーの理解が不足している部分を見つけてあげるのもメンターの大きな役割になります。
リモートワーク環境のメンターは試行錯誤が大事
今回は自身の経験から特に効果を実感したポイントを3点ほどご紹介しました。
細かなポイントはまだまだあるので、いずれ整理して記載したいと思います。
リモートワーク環境で新メンバーのメンターをするのは大変な部分が多いです。
コミュニケーションの量が少ないので相手を推し量るための情報が少ない状態なので細部やニュアンス等が正しく伝わらない事が多いと感じています。
これはメンバー側も同じで、表情を始めとしたメンターの情報が少ないので『自分の受け取り方は正しかったのか』といった不安が常に付きまとう事になります。
これからリモートワーク環境でメンターをする方(もしくはメンターを受ける方)は相手の情報を積極的に取得して二人三脚で進む事を意識してみましょう。