初めまして、デザイナーのEmiです!
9月にリンクアンドモチベーション(以下、LM)に入社し、3ヶ月が経ちました。そろそろ入社エントリーを書こうかと考えていたところ、Qiitaでバズっていたこちらの記事に出会いました。
👉 https://qiita.com/kojimadev/items/06506d374f19493d7e72
「あるある…」と首がもげるほど頷いている方も多いのではないでしょうか。
その後、この記事を同僚にシェアした際、「LMのオンボーディングって、このアンチパターン全部潰してますよね!」と、やや興奮気味に盛り上がりました。そうなんです。LMでは中途入社者がスムーズに馴染み、活躍できるように、アンチパターンに陥らないための対策がしっかり仕組み化されています。
今回はこの記事をお借りして、LMのオンボーディングがどれほど手厚く設計されているのか、その全貌をご紹介したいと思います!
①「お手並み拝見」ではなく、安心して一歩目を踏み出せるサポート体制
そもそも入社前のオファー面談で、「中途入社の方が活躍できなかったら、我々の責任だと思っています。そのため、オンボーディングはかなり手厚くやっています」と明言してくれ、入社後のオンボーディングの流れを提示してくれました。
入社後は、マネージャーのサポートを受けられるのはもちろんのこと、同じデザイナーのサポート担当が2名つき、毎日の1on1で交代しながら相談に乗ってもらえます。
②思考法が型化され、それを伝える体制が整っている
LMはコンサルティング事業からはじまった会社のため、プロジェクトを遂行する上で考慮すべきポイントややるべきことがフレームワークとして体系化されており、共有知として活用されています。実際、1on1の中でプロジェクトの進め方について悩みを相談した際、同じく中途入社のデザイナーが「この会社だとこのフレームでプロジェクトを進めていますよ。ぜひ参考にしてください。」と丁寧に教えてくれました。
③早急な成果創出を求めず、まずは組織に馴染むことに全力投球
”デザイナー” ”エンジニア”と一口に言っても、会社によって求められる役割は異なります。そのため、中途入社者は「自分のこれまでの経験がこの会社で通用するのか」といった不安を抱えがちです。同時に、新卒とは違い”即戦力”として期待を背負うプレッシャーもあり、常に脳内で容量を食われているような状態ではないでしょうか。
私も前々職、アートディレクター経験のあるデザイナーを迎え入れた時、「スーパーデザイナーがやってきてくれた!」と無邪気に過剰な期待を寄せてしまっていました。
一方で、LMでは、3ヶ月にわたるオンボーディング期間を設けており、前述のようなサポート体制が整っています。その充実ぶりから、「新卒のようにコストをかけてサポートしていただいて良いのでしょうか・・?」と恐縮してしまうほどでした。
④十分な教育期間
3ヶ月にわたるオンボーディング内容をもう少し具体的にご紹介します。
1ヶ月目は、会社に馴染むことに集中する期間。会社の歴史や経営方針などをインプットしつつ、チーム紹介や自己紹介タイムを通して部署全体の雰囲気を掴めます。
2ヶ月目からは、初期プロジェクトに取り組む時期。私の場合はいわゆるDesginOpsの一環としてデザインファイルの運用ルールの整備に取り組みました。このプロジェクトでは、まずデザイナー一人一人にヒアリングを行ったのですが、この会社での開発プロセスやデザインワークでの課題感など、全体感を早期に把握することにつながったと思います。
⑤ペアデザインでの実践学習
とはいえ、実際にプロダクト開発に携わるのが、プロダクト理解への一番の近道ですよね。
初期プロジェクトの傍ら、既存プロダクトのリデザインにもサポート的に参加させていただきました。1日1時間のペアデザインの時間を設けていただき、「このUIはどういう意図でこうなっている?」「仕様上の制約は?」といった会話を通して、プロダクトへの解像度を上げることができました。
⑥メンバーとの適切な会話量
中途入社者の中には、「業務のミーティングには参加しているけれど、自分から発言する機会がなくて…」「今日は誰とも話さなかったな…」と感じたり、会社やメンバーへの理解がなかなか進まないことに焦りを覚える方もいるのではないでしょうか。
その点、LMではこのような課題を解消するためのサポートが非常に充実しています。例えば、「これって誰に聞いたらいいんだろう?」という迷いが生まれないよう、中途入社者専用のSlackチャンネルが用意されており、気軽に疑問を投げかけることができます。また、毎日の1on1では、業務に関する疑問点をその都度解消することができました。
さらに、相互理解を深めるためのユニットメンバーとの個別ミーティングや、同じママさん同士で集まる「ママランチ会」、雑談のためだけのミーティングが設定されていました(驚くべきことに、雑談をサポートする専任担当までおられます!)。こうした取り組みのおかげで、チームメンバーだけでなく、部署全体の人となりや雰囲気をいち早く捉えることができたと感じています。
⑦チームに貢献していることがわかった初期成果プロジェクト
デザイナーの中で課題感の大きいプロジェクトを初期プロジェクトとしてすり合わせたため、チームメンバーからは感謝の言葉が多く聞こえてきました。その設計力も去ることながら、そもそも小さなことでもGoodに光を当てることが、会社のカルチャーとして根付いているように思います。
また、3ヶ月のオンボーディング期間の最後には、部署全体に向けて「Finishプレゼンテーション」の場があり、私の人となりや成果を認知してもらう機会にもなりました。
⑧初期プロジェクトの難易度について
初期プロジェクトは、私のスキルやこれまでの経験、チームが抱える課題感、新規参入者としての適切な難易度が掛け合わされた形で選定されていたように感じます。
具体的には、私の過去の経験を活かしつつ、成果を出しやすい領域にフォーカスしたプロジェクトで、1〜2ヶ月で確実にゴールできるタスクボリュームに絞られていました。このおかげで、無理なく取り組むことができたように思います。また、単に取り組みやすいだけでなく、プロジェクトがチームの実業務やデザインプロセスとしっかり紐づいていたため、組織やプロセスへの理解を深める副次的な効果も得ることができました。
まとめ
3ヶ月のオンボーディング期間を通して最も感じているのは、「この会社なら安心して挑戦できる」です。
デザイナーのみなさん、ぜひ一緒に働きましょう!