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インフラ未経験からAWS試験を受けたから勉強方法などまとめてみたよ

AWS 認定ソリューションアーキテクトアソシエイト試験を受けてきたので、合格に至るまでの勉強方法、コツを書いていきたいと思います。

おしながき

  • 勉強時間の目安
  • ハンズオンについて
  • 座学について
  • 参考書について
  • インフラ未経験の方へ
  • 問題集について
  • 問題を解く際の考え方
  • 本試験について
  • まとめ

勉強時間の目安

僕自身まったくAWSやインフラのことを知らないレベルから、ハンズオンで実際にAWSでネットワーク構築した期間が約1か月間、座学が1か月間(約90時間弱)で試験に臨みました。かなり集中的にAWS、SAA試験にフォーカスして過ごした2か月という感じでしたので、標準的には、 ゆったり3か月くらいの学習 というのが無理もなく取得できる目安ではないかと個人的に感じました。

ハンズオンについて

ネットにはハンズオン無しでも合格された方の体験記もちらほらありますが、個人的にはAWSアカウントを取得して実際にネットワーク構築や各サービスを触ってみることをオススメします。単純に理解度が増しますし、解答の際に説得力が出るからです。
なお、ハンズオンは下記リンクのudemy講座を一通りやるだけで十分かと思います。

AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
udemy講座1.jpg

座学について

ハンズオンと平行して何か参考書を通読されることをオススメします。上記のudemy講座で主要なAWSサービスは理解できますが、試験で出題される範囲はもっと広く、細かい仕様についても問われます。なので、そういった部分は参考書で補いましょう。

参考書について

では、どの参考書がいいのか?というところですが、この辺は完全にお好みかと思います。書店などでパラパラと立ち読みしてよさげなのでOKです。

ただし注意点が2つほど
1. AWS本ではなくSAA対策本を選ぶこと。
2. より最近発行されたものを選ぶこと。

AWSのサービスは頻繁に更新されたり追加されたりするので有名なのですが、書籍ではそのスピードに間に合わないので、できるだけ最近発行されたものを購入されるほうがいいでしょう。
参考までに僕は以下の3冊を併用しました。

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
黒本.jpeg
ベーシックなところからWell-Architectedフレームワークに沿った構成で、非常に分かりやすい


AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
オレンジ本.jpeg
この3冊の中では一番詳しく各サービスを説明している 試験後も時折見返して学習できるレベル


この1冊で合格! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト テキスト&問題集
黄本.jpeg
模擬問題に対する解答の説明が薄い 「この1冊で合格!」とうたっているけど、かなり無理…汗


僕的には黒>オレンジ>黄色ですが、この辺は先ほども書きましたが、各自お好みでどうぞ。また、ネットでググることで知識を得ることも十分可能なので、3冊も4冊も購入する必要はありません。買っても2冊くらいでストップしておきましょう(笑)お金をかけるとしたら、後で紹介するweb問題集などに充当したほうがいいです。

インフラ未経験の方へ

通読する中で分からない部分はネットで逐次調べましょう。
また、僕のようにまったくインフラやネットワークについて知らないレベルから挑戦される方であれば、そもそもの部分から学習する方が遠回りに見えても、結果的に良い場合が多々あります。「そもそもの部分」というのは、次のようなことが挙げられます。
AWSには多数のデータベースサービスがあります。(DynamoDBやAuroraなどAWS独自のサービスは特に出題率高めです。)ただ、それらの説明を書籍で読んでも正直なところ「そもそもデータベースってなに?」という壁に当たったりします。
そこで、より理解を深めるためにはいったん「データベース」について学習する方が良い、ということです。
他にも「サーバーとは?」、「DNSとは?」、「IPアドレス範囲って?」など各サービスが属している親カテゴリーの概要は知っておくに越したことはないので、時間があればぜひ調べることをオススメします。

ざっくりとしたIT知識を得るには下記のサイトがオススメです。旧世代のHPデザインなのが一瞬不安(笑)になりますが、面白く分かりやすく解説しているので、かなり勉強になります!

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
ピヨ先生.png

問題集について

参考書を通読したあとは、ひたすら問題を解きます。手始めに参考書に付属のものからどうぞ。
一通り参考書の問題集ができたと感じたら、ここでいきなり公式の模擬試験にチャレンジしてみましょう!(※有料になります 税込2200円です)
正直、参考書の問題レベルとの違いにビビるかもしれません。しかし、レベル感としては公式が最も本番に近いです、当然ですが(笑)総仕上げとして公式模試を受けるよりも、この段階で早めに本番のレベルに触れておく方が対処する時間が確保できると思います。
なお、この模擬試験ですが、制限時間がかなりタイトです。見返す暇もありません。しかも終了すると、ただ結果が表示されるだけ、という鬼畜っぷりです。ぜひ1問ずつスクリーンショットをとって後で見返せるようにしておくことをオススメします。

申し込み手順

  1. コチラから、Amazonアカウントでサインインする(AWSアカウントではなくAmazonアカウントです)
  2. 指示に従ってアカウントの設定など入力していく
  3. 最終的に下図のような個人ページが表示されるので、「新しい試験の予約」ボタンを押す 試験申し込み1.jpg
  4. 次の画面にかわったら、画面を下にスクロールします
  5. 受けられる試験のリストがあるので、その中から「AWS Solutions Architect - Associate Practice」を探します 試験申し込み3.jpg
  6. 「PSIによる〜」「ピアソンVUEによる〜」という2つのリンクがありますが、これは試験を代行する業者による違いです。模試は自宅PCで受けるもので、試験会場などは関係ないのでお好みでどちらを選んでいただいてもOKです。(のちのち本試験を受ける際は、受験する会場がアクセス圏内にあるかどうかでどちらを選ぶか決める必要はあるかと思います。)
  7. リンクをクリックしたら指示に従って申し込みしてください
  8. がんばって問題を解く!

ここで手応えを得られた方はかなり優秀だと思いますが、だいたいは試験問題のレベルの高さ(内容の細かさ)にガクブルします。そこで次に取組むのが、Web問題集です。

AWS Web問題集で学習しよう

どうやって集められたのか、1セクション7問のセットが127個(2019年11月中旬現在)、つまり889問も問題が掲載されています!
僕はこれを2周しましたが、終わる頃には公式模試レベルにも対応できるようになりました。こちらも有料(ゴールドプラン3880円)ですが圧倒的な問題数で、やっていくうちに出題パターンが勝手に頭の中に出来上がっていくので、書籍を読み込むよりもよかったです。


また、もうひとつオススメなのが下記のudemy講座の模擬試験です。

これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け21時間完全コース)
udemy講座2.jpg

正直なところ、この講座の動画は好みが別れます。あくまで講座の最後にある模擬試験3つ分がオススメなので、動画はさらっと確認していただいて、ご自身に有用だと感じられるのであれば試聴してください。こちらの模試は、かなり本試験に近いレベルの問題が多いと感じました。こちらも2周やりました。

問題を解く際の考え方

当然ですが、AWSの各サービスについて問われる問題が出題されます。特徴やメモリ容量など細かな仕様についても問われる場合があり、「この数値はどのサービスだったっけ?」という感じに陥ります。なので、問題を解きつつ各サービスの特徴などをメモしていって、自分だけのリストを作成するのがオススメです。

EC2(Elastic Compute Cloud)
・EC2から他のサービスにアクセスする場合IAMロールをアタッチするのがベスト
・バックアップはAMI(設定ファイル+保存されたデータのスナップショット)
・複数のEBSをアタッチ可能(EC2 1対多 EBS)

EBS(Elastic Block Store)
・複数のEC2にはアタッチできない
・I/O性能が一番に求められる場合は「プロビジョンドIOPS」
・ほどほどのI/O性能、スループットは求めるが同時にコストを削減したい場合は「スループット最適化HDD」
・バックアップはS3にスナップショット
 ・一番最初だけフルバックアップで、その後は増分

S3(Simple Storage Service)
・保存出来る1つのオブジェクトの最大サイズは5GB
・S3自体の保存数、容量に制限なし
・保存された容量による課金

RDS(Relational Database Service)
・フルマネージド AutoScalingも対応するようになったが、ストレージ容量のみ
・マルチAZ配置での運用が可用性の問題でよく問われる
・

また、各サービスの特徴を問われるよりも実は重要な考え方にAWSの Well-Architectedフレームワーク なるものがあります。
これはAWSを構築、運用して行く上で重要視すべきポイントをまとめた指針のようなものです。
Well-Architectedフレームワークは5つの柱で構成されていて、公式ドキュメントで長々と語られているのですが、要約すれば

  • 「高可用性で障害に強いか?」(たとえクラッシュしても、サービスを継続して使える工夫をしているか?)
  • 「セキュリティは高いか?」(暗号化、人的ミスへの対応はしているか?)
  • 「コストは最適か?」(よりコスパのいいサービス、リソースを選択しているか?)
  • 「パフォーマンスは最適か?」(リソースの監視とスケーリングは最適か?)
  • 「正しい運用が行われているか?」(アクセス監視、ログ監視は適切か?)

といったことが書かれています。

これらに沿った使い方が推奨されているわけで、試験の問題もこれらのキーワードが所々に盛り込まれます。ある意味引っ掛けにもなっています。
例えば、「最も高いパフォーマンスを期待している」とか「高いパフォーマンスは必要だがコストも低く抑えたい」とかです。
選択肢を見て、「あれ?2つ答え当てはまるな…」っていう問題の場合、上記のようなキーワードがまさに答えの鍵になります。要するにパフォーマンスを求めているのか?コストは許容できるのか?という、現実的な要件を鑑みるような考え方も必要になるということです。
ただ問題を解くのではなく、このWell-Architectedフレームワークに沿った目線で各問題に取組むのをオススメします。いざ、問題文に分からない用語があっても、考え方が身に付いていれば答えが導き出せる可能性が高くなります。

本試験について

ここまでくれば、あとは本試験を申し込んで受けるだけです。ここで気をつける点をあえてあげるなら…

  • 前日、緊張しすぎて眠れない
  • 試験会場にテスト時間までにたどりつけない
  • 身分証明書など受験に必要なものを家に忘れてくる
  • スマホ中心で勉強しているとPC画面でのテストに違和感を感じる
  • 複数選択の問題なのにチェックを1つしか付けない
  • そもそも解答せずに飛ばした問題に答えずに終了する
  • 他の人の音や動きが気になる

などです。
資格ゲッターの方や学生さんならいざしらず、試験を受けるという行為はなかなか普段ないと思います。前日や当日は問題の見返しは軽めにして、持ち物や時間、アクセス方法などの確認を優先しましょう。
また、試験は65問130分(1問およそ2分)、意外と時間は余ります。見返しに使うことも可能ですし、開始時にあえてひと呼吸おいたり、ゆっくり問題文を読んだりすることも可能です。もう一度いいます。 時間は余ります! ひたすら画面の問題文に集中することを心がけましょう。

まとめ

SAA試験は2020年3月から内容の刷新が既にアナウンスされています。恐らく問われる範囲やレベルに関しても難しい方向へ変更が行われるのでは?と言われています。

2019年11月現在、今から学習をスタートすると3か月弱の時間があります。十分に合格を狙える期間だと思います。内容の刷新後はどの教材も対応するのに数か月かかるはずなので、現行内容で受験をするのであれば正に最後のチャンスだと思います。
この記事が、そんな学習者の方の参考になればいいなぁと思います。

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