今日は、エッセイです。
いくつか、グローバルチームは体験しましたが、そのなかでも比較的最近の事例を
ご紹介します。
構成
活動の対象の製品は日本人向けでありました。文化・習慣の違いを心配しましたが、製品がシンプルなこともあり、この時に限っては、結局無用の心配となりました。
- 日本: 日本語メイン
- ベトナム: 両方対応可
- インド: 英語メイン
こんな状態で、どうやってコミュニケーションを行っていったかの話です。
お互いを知る
LT
週に1回、フリーテーマで自己紹介や、お国のお祭り、食べ物などの紹介をお願いしました。お互いに質問したり、わいわい話すことで、距離が縮まったと思います。
トレーニング
1か月に2~3回、テスト技法などのトレーニングをしました。また、仕事の割り振りも、それぞれのメンバーの良いところを伸ばすように割り振っていきました。
得意分野を明確にする
それぞれの拠点ごとに強みがあり、言語的な問題のほかには、大まかに以下のスキルの違いがありました。
- 日本: マニュアルテスト
- ベトナム: マニュアルテスト
- インド: マニュアルテスト & APIテスト & リグレッションツール
スキル棚卸
スキルのヒートマップを作って、それぞれのスキルを可視化し、課題を明確にしていきました。これによって、チームの強みと弱みが明確になったので、トレーニングの参考にしていきました。
グローバルチームのメリット
- 英語に対応しやすい
- 比較的安価
- こちらもコミュニケーションの勉強になる
グローバルチームのデメリット
- 原則、英語は必須
- 管理体制の維持
- 意思の疎通が難しい場合があるのは避けられず、オーダーの仕方に細心の注意は必要
上記の内容から、それぞれの拠点に、パフォーマンスに責任を持つリーダーは必要となるでしょう。
まとめ
個人的には、きちんとお互いへのリスペクトを表現できれば、身は離れていても、仲の良いチームを作ることは可能であると実感しました。思えばグローバルチームでは何度か働いてきましたが、それぞれスキルの高い人々と仕事できたのは、とても幸運だったと思います。