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ChatGPTをテストに使う

いまでは、説明の必要もないであろうほど普及しているChatGPTですが、メールアドレスを登録するだけで使い始めることができます。こちらのリンクからどうぞ。

念のため、これから使ってみたいという方のために簡単に説明をしますと、検索エンジンに自然言語で問い合わせをするように質問をすると(これをプロンプトと言います)、AIの集合知の中から回答をしてくれるものです。
[OpenAI]

さすがに、最新のテストメソッドなどには追いついておらず、まだ組み合わせテストも自力で組むことはできませんし、期待値の自動生成なども、そのまま使うのは難しいですが、プロンプトのフォーマットを工夫し、ChatGPTに学習をしてもらうことで、欲しい結果を得やすくなります。

IMG_9136.JPEG
アドベントカレンダーですから、クリスマスツリーをどうぞ。


慣れないドメインのテスト設計

Webサービスにもいろいろあります。金融系、ECサイト、何かの目的を持ったビジネスを加速するサイト。自社製品ならともかく、品質保証活動の支援などでは、常に自分の得意なドメインのテストをやれるとは限りません。中には、自分が不慣れなドメインのテストをやらねばならないこともあるでしょう。

こんなときには、ChatGPTに問い合わせてみましょう。

テストのクライテリア

同様に、「どこまでテストをすればいいか」で悩むこともあります。こんな時は、参考にChatGPTに聞いてみましょう。基本的に、クリアすべき品質基準を提案してくれるでしょう。

テストアクティビティのセット

慣れないドメインのテストの際、どんなテストを行ったらいいかを聞いてみましょう。意外と、忘れていた観点を教えてくれるかもしれません。


ペルソナの作成

同様に、テスト観点や品質基準を考える際、ペルソナは大いに参考になります。ペルソナを作る時には、製品を使う動機や期待なども聞いてみてください。そこから、どういうクライテリアを目指せばいいのか、ヒントが得られます。


英語の学習

これは、モバイル版のChatGPTを使うと面白いです。
こんな感じでスタートするとよいでしょう。

「私は英語の学習をしているテストエンジニアです。英会話の練習に、QAの◎◎の話題をしたいのですが、英語で話してもらえますか?」

これだけで、会話が始まります。
生の英会話でQAやテストの話をする機会はなかなかないので便利ですし、どれだけ間違っても恥ずかしくありません!そしてお金もかかりません!

けっこうテストの話もできますよ!


まだChatGPTには難しいこと

組み合わせテスト

それっぽいものは作れるのですが、まだちゃんとした組み合わせテストを出すのは難しいです。

テストケースそのものの出力

テストケースを出すためには膨大な製品の学習が必要です。その学習をしている間に、テストを作ってしまった方が早いです。

期待値の出力

これも同様で、学習に時間をかける間に書いてしまった方が早いです。


おわりに

まだまだいろいろな使い方ができそうですし、そろそろそういった活用本もたくさん出てきていますが、ソフトウェアテストを目的とする場合、開発の余地はありそうです。いろいろ工夫していきたいですね。ちなみに、この文章の誤字脱字確認にもChatGPTを使っております。

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