Last Update 2024.11.30
テストフレームワークとは?
テスティングフレームワークには、VSTeP、HAYST法、ゆもつよメソッドなど、
いろいろ有名なものがあります。
これらの技法はとても汎用的にできていて便利なのですが、
スクラムの現場で適用しようと思うと期日に間に合わなくなったりするので
かなり工夫が必要でしょう。
テストにはいろんなテストの種類がありますね。
機能テスト、リグレッション、ストレステスト、シナリオテスト、などなど。
これを、プロセスや順番、内容などをまとめておくと、
説明がしやすくなります。また、これをもとにスキルテーブルを作って、
チームとの知識共有にも役に立ちます。
「次に何をやったらいいんだっけ?」みたいなこともなくなります。
普段、テストしていることを書き出して、一覧にしておくと、
備忘録にもなりますし、テストの全体が組みやすくなります。
UTP2でテストフレームを書く
ちなみにこの画像は、UMLのテスト用拡言語、UTP2というモデリング言語で
記述されています。箱がつながっている線についてるコメントなど、
なんとなく、一目で内容がわかりませんか?
視覚的に理解できるのが、UMLの特徴の一つです。
ツールもいろいろでていて、慣れれば素早くとかけますので、
モデリングに興味のある方は、ぜひ調べてみてください。
(後日の投稿で、すこしずつURLにも触れていきます。)
よくつかうUML
ユースケース図
ユーザーがそのアプリを使う動機、体験を可視化します。
シンプルで何でもない図に見えますが、これがあると、その後の理解や
何をすべきかが明確になります。
シーケンス図
処理の順番を時系列にしたがって記載します。
チーム内のプロセスフローを整理するときなどにも使います。
例外や異常系、コンディションのバリデーションを考えるのに便利です。
ステートマシン図
いわゆる、状態遷移図です。状態遷移 × テストコンディションが整理できるかは
テスト技術としては一つの山ともいえるでしょう。
組み合わせテストでは、状態遷移も条件の一つともいえますが、
これに繰り返し、初期状態、全削除状態、時系列の処理、など、
考慮すべき点を発見するのにも有用です。
アクティビティ図
フローチャートに近いですが、ステークホルダーの担当や、
分岐条件などを示せます。
それぞれ記事や本が多く出ていますので、
興味のある方は調べてみてください。