はじめに
私は普段からAzureに触れる機会が多いのですが
念のため、備忘録&誰かへ有益な情報になればと思いましたので、残しておきます。
更新内容
今回の更新の背景としては、新たに欧州データ法に対応するための仕組みとして導入されたものかと思われます。
更新内容を簡潔にまとめると、Azureからデータ移行をする際のデータ転送料金の無償化です。
Azureでは、Azureからの下り通信に対しては毎月100GBの無償範囲が提供されています。
しかし、AzureからDB移行等の大規模なデータ転送が発生する場合に料金が増加してしまうという一面もありました。
各クラウドプロパイダーが様々なサービスを展開しており、クラウド間の移行やマルチクラウド化等は今後増えていくので、とても嬉しい更新だと感じております。
さらに、欧州データ法による対応なので他クラウドプロパイダーからAzureへの移行も無償に対応していくものが増えていくと予想されますので
今後は一つのクラウドプラットフォームだけではなく、より多くのクラウドプラットフォームに対する知識を付けていかなければと感じました。
実際の移行時の流れ
データ転送料金を無償で移行を検討したい場合には、Microsoftへサポートリクエストを行う必要があります。
パートナーセンターやAzure Portalからサポートリクエストを作成し、移管予定日やSUB ID等必要情報を記入した後
要求が承認されれば、データ転送料金に対するクレジットがMicrosoftから受け取る事ができます。
基本的にはデータ転送期間は60日と記載ありましたので、スケジュール感はある程度定めておく必要があります。(延長申請可能)
さいごに
他にも3月はStandard SSDのパフォーマンス向上(料金変更は無し)等もあり
毎月の更新情報確認は大事だと改めて実感いたしました。
この記事に対してのコメントがありましたら、是非教えていただければと思います。