1. はじめに:AI駆動開発の波とツールの選択肢
AIによる開発支援、いわゆる「AI駆動開発」への関心が急速に高まっています。GitHub Copilotや、より強力な機能を持つCursor AIなど、選択肢も豊富です。しかしCursor AIは月額$20~と、コスト面で躊躇する声も。
そこで本記事では、「有料プランに頼らず、無料ツールの組み合わせだけで、AI駆動開発をスタートする方法」を紹介します!
実は、無料でも十分実践できるんです。
2. なぜCursor AI有料プランが「必須ではない」と言えるのか?
結論から言うと、基本的なAI駆動ワークフローは無料ツールだけで実現できるからです。
キープレイヤーは次の通り:
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GitHub公式MCPサーバーの登場
→ AIがGitHubリポジトリと連携できる標準サーバー。無料で使えます。
GitHub MCP Server -
Cursor AI無料プランの充実
→ AI補完、チャット機能、MCP連携が可能。十分実用レベルです。
Cursor公式サイト -
代替プラン:VS Code + AIプラグイン
→ Copilotの無料ティアや、他のAI拡張機能を使う方法もあります。
つまり、わざわざ高価なサブスクリプションを契約しなくても、開発支援AIはあなたの力になってくれるのです!
3. 主役はこの無料ツールたち!特徴と設定の概要
① GitHub公式MCPサーバー:AIとGitHubを繋ぐ無料の橋
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役割
Model Context Protocol (MCP) に準拠し、AIがGitHubリポジトリを操作できる仲介サーバー。 -
主な機能
ファイルの読み書き、ブランチ操作、Issue作成・管理、Pull Request管理など。 -
設定概要
- Dockerが必要です。
- GitHubのPersonal Access Tokenを用意し、簡単なDockerコマンドで起動します。
➡️ MCP Server公式GitHub
➡️ Personal Access Tokenの作成手順
✅ ポイント:完全無料で利用可能!
② Cursor AI 無料プラン:AI統合エディタの入り口
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役割
VS CodeベースにAI機能を組み込んだ、次世代型コードエディタ。 -
無料プランの機能
- 基本的なAIコード補完
- AIチャット(コード説明や質問対応)
- MCPサーバーとの連携
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設定方法
設定画面から、MCPサーバーのアドレス(例:http://localhost:ポート番号
)を指定します。
➡️ Cursor公式サイト
(補足)Dockerについて
- MCPサーバーの実行に必須。
- 個人利用なら基本無料ですが、ビジネス利用ではライセンスを要確認しましょう。
➡️ Docker公式サイト
4. 実践!無料ツールで作るAI駆動ワークフロー
ステップバイステップ
- Dockerをインストールして起動
- GitHub Personal Access Tokenを作成
- ターミナルでMCPサーバーを起動(例)
docker run -p 3000:3000 -e GITHUB_TOKEN=your_token ghcr.io/github/mcp-server:latest
- Cursor AIを起動し、設定からMCPサーバーに接続
簡単な利用例
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例1:「MCPサーバーを使って、
my-repo/README.md
を読み込んで表示して」 -
例2:「
main.py
のprocess_data()
関数をリファクタリングし、GitHubにコミットして」
✅ 基本的なファイル操作や修正依頼なら、無料プランでも十分可能!
5. 無料ツールの限界と注意点
当然ながら、無料ツールには制約もあります。
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トークン制限
→ CursorやCopilot無料ティアには使用量制限あり。 -
高度機能がない
→ Composer(プロジェクト全体操作)やAgentモード(自律作業)は有料限定。 -
設定の手間
→ Dockerや環境設定に慣れない人には、ややハードル高め。 -
レスポンス速度
→ 有料版よりも処理が若干遅いことも。
小規模プロジェクトや学習目的なら十分ですが、大規模開発を考えるなら有料版も検討する価値があります。
6. まとめ:賢くツールを選び、AI駆動開発を始めよう!
無料ツールを上手に組み合わせることで、コストをかけずにAI駆動開発の世界に飛び込めます。
特にGitHub MCPサーバーは今後の標準技術になる可能性大。
「まずは無料から試してみて、自分に合ったスタイルを見つけましょう!」
💬 あなたはどんな無料ツールを活用していますか?コメントでぜひ教えてください!