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AIトレードシステム開発(続編)

Last updated at Posted at 2020-10-04

続編

 とりあえず、Bログの方はトレード終了宣言をした。
http://1969681.blog66.fc2.com/

 このところ仕事でIT講習会の参加のため、10月中は進展していない。
(11月ぐらいからE検定に向けた勉強ついでに実装を進める)

AIトレードシステム開発

このところ、AIのマーケット予測を色々調べてきているが、
時系列データをAIに食べさせるという、
やや無茶ぶりな予想屋が多いことに嘆いている。

勿論だがAIにデータをなんでも突っ込んで、
なんかそれらしい答えを得て、喜ぶ輩が多いのであるが
自分は少なくとも、テクニカルを使って
根拠のある予想を立てないと、
意味がないと考えている。

そんな中で、いまひらめいている案としては、
AIに食わせるデータとしては、POINT&FIGUREが
一番しっくりくると考えている。

ポイント&フィギュア

Fig94.gif

このチャートの良い点としては、×と〇が交互に並んでいて
時間という概念が無いからである。

よく言うAI学習においては

  • パラメータの特徴を際立たせる
  • 極限まで情報を圧縮する
  • 次元数を減らす

などが一般的に言われていることである。

よく価格の変動率など、微妙な数値の変化を
学習機に突っ込んでAIになんとかさせるとか
無理くりなことを一般的にやりがちであるが
これはハッキリ言って、AI無学者のなんの
知恵のかけらも感じない愚かな考えである。

AIの研究者として、AIの特性を理解することと、
FXの研究者として、FXの特性を理解すること

結局、この両方の知識の融合を無くして、
これを成すことは、まったくもってあり得ないのである。

モデル化

さて、言っていても始まらないので、とりあえずは机上で
モデリングするところから始めてみる。

PFの特徴をみると、以下のことがわかる。

  • ×と〇は常に繰り返されている
  • ×→〇の変化では、一段下から始まる
  • 〇→×の変化では、一段上から始まる

この特徴は、全くもって無視しても構わないことになる。

とりあえず下記のP&Fチャートであれば、
×の数をプラス、〇の数をマイナスの数値におきかえると、

このチャートは、下記の数列に等しくなる。

12 , -7 , 7 , -5 , 5 , -3 , 12 , -5 , 5 , -5 , 6 , -6 , 3 , -6 , 2    max = 12 , min = -7 , Range = 19

Fig94.gif

さらに前後の和を取って、

5 , 0 , 2 , 0 , 2 , 9 , 7 , 0 , 0 , 1 , 0 , -3 , -3 , -4 max = 9 , min = -4 , Range = 13

という風に、ダイナミックレンジを下げることができる。
AIで言えば、学習機の感度が上がる方向になる。

ちなみに、もう一回やるのは、ダメな模様

5 , 2 , 2 , 2 , 11 , 16 , 7 , 0 , 1 , 1 , -3 , -6 , -7 max = 16 , min = -7 , Range = 23

そしてAI的には、次の数字が予想できれば、
トレードのポジションの転換点を知ることができる。

P&Fチャートの優れているところは、
このように数列の羅列の中に、ありとあらゆる値動きが
織り込まれている点だ。

というわけで、先ずはモデルの定義が終わったので、
為替データから上記の数列を出すところから、
コーディングすることとする。

つづく

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