はじめに
以下はLaravelでAPIを使用してリレーション先を操作するための手順をまとめたメモになります
データの取得方法
データを取得する基本的な方法は、
1対1 (One to One)1対多 (One to Many)-
多対多 (Many to Many)
それぞれ同様の方式で行えます。
1対1 (One to One) のリレーション
「1対1」のリレーションでは、1つのレコードが他の1つのレコードと対応します。
Modelによるリレーションの設定
User.php
class User extends Model
{
public function profile()
{
return $this->hasOne(Profile::class);
}
}
Profile.php
class Profile extends Model
{
public function user()
{
return $this->belongsTo(User::class);
}
}
-
hasOne()はUserモデルが1つのProfileを持っていることを示します -
belongsTo()はProfileが1人のUserに属していることを示します
多対1 (Many to One) のリレーション
「多対1」のリレーションでは、複数のレコードが1つのレコードに関連付けられます。
Modelによるリレーションの設定
-
hasMany()はUserモデルが複数のPostを持つことを示します -
belongsTo()はPostが1人のUserに属していることを示します。
User.php
class User extends Model
{
public function posts()
{
return $this->hasMany(Post::class);
}
}
Post.php
class Post extends Model
{
public function user()
{
return $this->belongsTo(User::class);
}
}
多対多 (Many to Many) のリレーション
「多対多」のリレーションでは複数のレコードが複数のレコードに関連付けられます。
中間テーブルの作成
多対多リレーションでは、テーブルとテーブルを関連付けるために中間テーブルを作成します。中間テーブルには各々のテーブルと関連付けする外部キーを用意することで、それぞれのテーブルを関連付けすることができます
データの取得例
users テーブルからIDが1のレコードを取得し、それからそのユーザーに紐付いた profiles テーブルのレコードを取得します。
$profile には profiles テーブルのデータのみが格納されます。
***controller.php
$user = User::find(1);
$profile = $user->profile;
users テーブルのデータも同時に使用したい場合は、$user 変数をそのまま使うか、withメソッドを使ってリレーション先のデータを最初のクエリと一緒に取得することができます
***controller.php
$user = User::with('profile')->find(1);
まとめ
- 1対1:
hasOne()とbelongsTo()を使う - 多対1:
hasMany()とbelongsTo()を使う - 多対多:
belongsToMany()を使う（中間テーブルが必要） - 「データを取得する基本的な方法は全て同じ」