LaravelでSeederを作成する手順

はじめに

以下はLaravelと連携しているデータベースにダミーデータを追加するためのSeederを作成する工程のメモになります

Seederファイルを作成するコマンド

以下のコマンドでitemsテーブル用のSeederファイルを作成できます

php artisan make:seeder ItemTableSeeder

Seederファイル名の名称ルール

一般的にテーブル名はスネークケースかつ、複数形に統一されますが
Seederファイルのテーブル名は、キャメルケースかつ、単数系にすることが一般的です

※ファイル名は処理の内容に影響しません

• items　または　 create_items
• Item または CreateItem

作成したSeederファイルの編集

database/seeders フォルダ内にSeederファイルが生成されるので以下のようにテーブルを指定し、カラムに対して値を設定します

ItemTableSeeder.php

自動入力されるカラムについて(補足）

• id カラム
  データ挿入時に値を指定しなくても、自動的にインクリメントされる数値が割り当てられます

• created_at および updated_at カラム
  Laravelが自動的に現在の日時を設定します

DatabaseSeederでシーダーを登録する

DatabaseSeederクラス はデータベースにSeederのデータを登録するための開始点となるクラスです。

クラスのrunメソッドに作成したSeederクラスを登録しなければ次のコマンドを実行してもシードデータは投入されません

DatabaseSeeder.php

<?php

namespace Database\Seeders;

use Illuminate\Database\Seeder;

class DatabaseSeeder extends Seeder
{
    /**
     * Seed the application's database.
     */
    public function run(): void
    {
        // 他の Seeder クラスを登録
        $this->call(ItemTableSeeder::class);
    }
}

Seederを一括で適用する

DatabaseSeederクラスに登録したSeederを適用してデータベースにデータを挿入するためには、以下のコマンドを実行します

php artisan db:seed

※コマンド実行時にエラーが発生する場合はDBが起動しているか確認して下さい

特定のSeederクラスを実行する場合

特定のSeederクラスだけを実行したい場合は、以下のコマンドを使用します

php artisan db:seed --class=SeederClassName

※SeederClassName ←ここをクラス名に書き換えます