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Unity ParticleSystemで打ち上げ花火(Unity5.5対応)

Last updated at Posted at 2015-01-25

Unityの基本機能の一つ、パーティクルシステムを使って
打ち上げ花火を作成します。
今回は最低限の「ヒュルルル」「パーン」を実装してみます。


[Unity5.5対応]部分を追記しています。


  • CreateEmptyで空のGameObjectを作成し、 AddComponentで Effects>ParticleSystemを選択します。

001.png

  • この時点で花火の「パーン」っぽいものが表示されます。

[Unity5.5]では初期マテリアルがNoneになっているのでDefaultーParticleをセットします。
ss1.png

ss2.png


002.png

  • ParticleSystemのパラメータをいくつか変更してみます。

Duration
エフェクトの生成期間です。
「パーン」は生成期間としては一瞬なので0を指定してみます。
0を入れても0.10になりました。最低生成時間は0.10のようです。

Looping
エフェクトが繰り返すかどうかの指定です。
「パーン」は繰り返さないのでオフにします。

003.png

Emission
パーティクル(エフェクトの粒)発生設定です。
Rate
1秒あたりのパーティクル発生数です。
とりあえず100にしてみます。

004.png

  • ParticleSystemをAddしたGameObjectを選択すると Scene上にParticleEffectのウインドウが表示されます。 Stopを押してエフェクトを止めてからSimulateを押すと 「パーン」が表示されます。

3_2.png

ただ、この時点ではパーティクルが10個くらいしか出ていません。
これは、生成期間0.1秒を指定しているため、
1秒間に表示される数の1/10しか生成されないためです。
また、内部的には一度に10個表示されているのではなく、
0.01秒で1つずつ連続的に生成されています。

  • ここでBurstsの横の+を押して、 Time0.00、Partickles100と入力します。

004.png

  • もう一度SceneでSimulateを押すと、今度は100個のパーティクルが 一気に出るようになりました。

[Unity5.5]ではTrailを使用してより花火っぽい感じを出すことができます。

・PerticleSystemプロパティの右端にある小さな+をクリックし、Trailsを追加します。
2016-12-05_155935.jpg

・Trailsも初期マテリアルがNoneになっているので、こちらもDefault-Particleを追加します。
2016-12-05_160333.jpg


ただ、Scene上でよく見るとエフェクトは一方向にひろがっています。

005.png

  • ここでShapeを開き、中のShapeをCone->Sphereに変更します。 もう一度SceneでSimulateを押すと、今度は100個のパーティクルが 球面状に出るようになりました。

ただ、生成されたエフェクトが最後にパッと消えるのが少し不自然です。

そこで、ColorOverLifeTimeにチェックを入れます。

ColorOverLifeTimeを開き、Color設定バーをクリックします。
006.png

  • GradientEditorが開くので、カラーゲージの上部をクリックして 中間あたりにアルファ(透明度)のキーポイントを作成し、 一番右側のキーポイントのアルファを0にします。 これでふわっと消えるようになりました。 ひとまずGameObject名をexplosion等に替えておきます。

[Unity5.5]Trailだけ表示したい場合はRenderModeをNoneにします。

2016-12-05_160628.jpg

2016-12-05_160703.jpg

Trailsプロパティ内にもLifeTime(ベースのLifeTimeを1としたときの割合)、Color over Lifetime等の項目があるので調整しつつセットします。

2016-12-05_161201.jpg

2016-12-05_161733.jpg


続いて「パーン」の前の「ヒュルルル」を作ります。
CreateEmptyでもう一つ空のGameObjectを作成し、
名前をseed等にしておきます。

ParticleSystemのパラメータをいくつか変更します。
Dulation0.10
LoopingOff
StartLifeTime2
Emission>Rate1
Emission>Bursts>Time0,Particles1

これでパーティクルが1つ発生しますが、移動方向が奥方向です。
なのでTransform>Rotation>Xを-90にして上向きに移動するようにします。

007.png

ここでSubEmittersにチェックを入れ、Deathの右側の◎しるしをチェックします。
先ほど作成したexplosionを選択すると、
「ヒュルルル」が消滅したときに「パーン」が表示されるようになります。

008.png

※このときエフェクトの親子関係をつけるか聞かれます。
YESを選択すると親子関係があることが分かりやすくなります。

009.png

010.png

以上で、「ヒュルルル」「パーン」の基礎ができました。


色やタイミングを調整して完成です。


[Unity5.5]カメラにImageEffectをアタッチすることで、よりきれいに見せることができます。

・Assets > Import Package > Effects をインポートします。
2016-12-05_162155.jpg

・カメラを選択しAdd Component > Image Effects > 好きなエフェクトを選びます。たとえば、
・Bloom and Glow > Bloom を追加すると、画面にきれいなブルームがかかります。
・Color collection curve を追加すると、画面が締まった感じになります。
2016-12-05_162801.jpg
2016-12-05_163108.jpg


[Unity5.5]見本動画
2016-12-05_164030.png


見本動画
012.png


花火に音をつけるにはこちら

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