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「Lチカ」の次は「リレカチ」で

Last updated at Posted at 2018-08-07

Lチカから次がいきなり敷居が高い

というのはよく聞きます。
数行書けば動いたLチカに比べると、サーボ回したりセンサーの値を取ったりするのはスケッチの行数が格段に多く、じゃあLEDの代わりに電池で動くおもちゃでも繋ぐか、と思っても、「モーターを直接繋いじゃいけません、なぜなら突入電流が云々・・・」とか言われ、そもそも小さいモーターじゃないと動きません。

そんな「Lチカ」の次のステップとして、「リレカチ」つまりリレーをカチカチさせるのはどうでしょう?という提案です

マサカリ(有識者からのダメ出し・アドバイス)大歓迎です!

リレーとは

ここでいうリレーは、電磁リレー、つまり、電磁石の力でスイッチをオンオフする有接点タイプのリレーです。オンオフする際にカチカチと音がするのが魅力です。

re.jpg

なぜリレーか

もっとも大きな理由はLチカで使ったスケッチをそのまま使いまわせることです。
Lチカで使ったLEDを取り外しリレーを繋ぐだけで、光の代わりにカチカチ音がするようになります。音がするという「動いている感」がモチベーションにつながるだけでなく、Lチカが光で動作を確認できたのと同様、音で動作を確認することができます。

次にリレーの「何でもつなげる感」です。リレーはいわば「スイッチ」なので、回路の外に(外部電源と)モーターが繋がっていてもリレーの回路には何の支障もありません(実際には電磁リレー自体がコイルなのでモーターと同じような問題がありますが、こちらについては後述します)。つまり外部電源を使って電池で動くおもちゃ類が軒並みLチカのスケッチで動かせるようになります。

リレーの問題点

まず第一に、リレーは基本的に端子がたくさんあります。
Lチカで使ったLEDは機能的にも実用的にも端子は2つで、+側の脚が長い、というわかりやすいお約束がありましたが、リレーは端子の場所や役割がメーカーによってまちまちで、かつ実用的な用途からたくさんの脚がついています。(素人的に)イケてるリレーだと、側面や底面等にコイルやスイッチの配線図が描いてあったり、上面が透明でカチカチしている様子がわかったりするのですが、大抵のリレーは真っ黒で配線図もなく型番をもとにネットで調べたりしないとどれが何の端子だかわかりません。
(その作業が謎解きゲーム的で面白いんじゃん!という声もありますが)

image1.jpg

第二に、前述したように電磁リレーもコイルなのでオン/オフ時に突入電流や逆起電力があります。モーターも電磁石もコイルであることは小学校で習ってみなさんご存知なので、「モーターはダメなのにコイルはいいの?」とか突っ込まれると「も、モーターは回転するから、、」みたいな適当なことを行ってモニョることになりかねません。かと言って最初から「サージ対策でダイオードを負荷に並列にー」とかやると難易度は上がりモチベーションが下がります。

それでもやっぱりリレカチ

とはいえ、細かいことばかりを言っていては楽しんで電子工作の世界を体験してもらうことができません。
Lチカ(直結)
  ↓
Lチカ(制限抵抗の説明および実装)
  ↓
リレカチ(直結)
  ↓
リレカチ(おもちゃつなぐ) 
  ↓
リレカチ(並列ダイオードの説明および実装)
  :
のように、順を追って楽しんで進めていくことで、電子工作の世界にハマっていってもらえればいいな、と思います。

ちなみに自分はこんな楽しみ方をしています
2019-06-17_134534.png

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