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[UE5] ジオメトリコレクション上のクラスターのConvexコリジョンについて

Last updated at Posted at 2022-10-04

コリジョンが生成されたりされなかったり?

まずはこの動画を見てください。

同じようにジオメトリコレクションを作ってもクラスター(末端ではない部分)のコリジョンが有効になる場合と、クラスターのコリジョンが生成されず、破砕前から末端のコリジョンが使われるケースがあります。上の例だと左側の細いゲートのコリジョンは破砕前から分割されており、ゲートの中を通り過ぎることが出来ます。一方、真ん中の太いゲートのコリジョンは、アーチ形状の真ん中に穴が開いているのに関わらず全体を覆うようなボックスがつくられていて真ん中の穴を通ることが出来ません。

このような差はなぜ生まれるのでしょうか?

答えはフラクチャーモードのConvexツールの中に

Convexツールの中に Can Exceed Fraction というパラメータがありデフォルトで0.5が設定されています。

Can Exceed Fraction

この値は本来の形状の体積に比べて、クラスター上に生成されるコンベックスコリジョンの体積がどのくらい超過できるかを表しており、デフォルトの0.5の場合本来のボリュームの150%以下の体積であればコンベックスコリジョンが生成されるということを示します。
つまりここに3が設定された場合400%までのコンベックスコリジョンを許容するということになります。

この値を超過してしまった場合、クラスターのコリジョンは生成されず一段階下のコリジョンが有効化されます。つまり末端の破片に対してこのパラメータは反応しないことに注意してください。

はじめの動画にあったジオメトリコレクションのパラメータを変更してみます。
左側の細いゲートのルートクラスターに Can Exceed Fraction = 5.0 ---> くぐれないように
中央の太いゲートのルートクラスターに Can Exceed Fraction = 0.2 ---> ルートのコリジョンが消え、逆にくぐれるように
右側の凸型メッシュのルートクラスターに Can Exceed Fraction = 1.0 ---> ルートのコリジョンが有効化され、斜めに空中に浮いたように見えるように

リンク

Chaos Destructionについて他にもわからないことがあれば以下のマテリアルが助けになるかもしれません。併せてごらんください。

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