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Windows 10を起動可能なUSBメモリーの作成方法

Last updated at Posted at 2024-06-28

1. はじめに

この記事では,Windows 10を起動可能なUSBメモリーを作成し,持ち運ぶ方法を解説します.しかし,USBメモリーでは書き込み速度が遅いため,USB3.0接続であってもはっきり言って使い物になりません.そのため,外付けHDDを使用することを強く推奨します.


参考:USBメモリーからWindows 10を起動した際の測定結果

CrystalDiskMark_20240621150702.png

2. 必要なもの

  • 32GB以上のUSBメモリー(外付けHDD推奨)
  • Windows 10のisoイメージファイル ※
  • Rufus

※ お持ちでない方のために,22H2の64bit日本語版をアップロードしておきました.(直リンク

3. 手順

1. BIOS設定

コンピューターのBIOS設定画面に入り,以下のように変更します.

  • セキュアブート:無効
  • 起動優先順位: USB > HDD

2. パーティションシステムの確認

コマンドプロンプトを起動し,

diskpart [ENTER]
list disk [ENTER]

と入力します.

20240617-174446_884.png

現在Windowsを起動しているディスク(通常はディスク0)のパーティションシステムがMBR・GPTのどちらであるか確認します.プロンプトの「GPT」欄に「*」が表示されていればGPT,そうでなければMBRです.上の例では,ディスク0のパーティションシステムはGPTです.


3. Rufusによる作業

Rufusを 公式HP からダウンロードして実行します.

ドライブプロパティ

  • 「デバイス」:USBメモリーを選択(外付けHDDの場合は,「USB接続のHDDを一覧表示」をチェック)
  • 「ブートの種類」:「選択」ボタンをクリックしてisoイメージファイルを指定
  • 「イメージオプション」:「Windows To Go」を選択
  • 「パーティション構成」:手順2で調べたパーティションシステムを選択

フォーマットオプション

  • 「機能拡張されたラベルとアイコンファイルを作成」のチェックを外す

以下のようになったら,「スタート」をクリックします.

20240621-094930_020.png


Windowsのバージョン(エディション)は,現在実行しているものと合わせましょう.

20240621-094951_854.png


USBメモリーを選択した場合,このようなメッセージが表示されますが,「はい」をクリックして構いません.

20240621-094959_845.png


インストーラーのカスタムはお好みに合わせて行ってください.よく分からない場合は,すべてチェックするのがお勧めです.

20240621-095043_556_edited.png


ブートローダーに関するメッセージが表示されることがありますが,「OK」をクリックして構いません.

20240621-095101_013.png


フォーマットしてよいか訊かれるので,確認の上「OK」をクリックします.

20240621-095108_050.png


プログレスバーの表示が「準備完了」となれば完了です.作業には数時間かかるので気長に待ちましょう.

20240621-131227_872.png


コンピューターを再起動し,USBメモリーからWindowsが立ち上がれば成功です.お疲れ様でした.

4. 注意点

アクティベーションは,現在実行しているWindowsで済んでいれば同様に通るようです.両者のエディションを一致させることが重要かと思われます.

また,この方法でUSBメモリーにインストールしたWindowsは「更新とセキュリティ」からアップデートすることができないようですので,サポート期間にご注意ください.

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