本記事はQmonus Value Streamの投稿キャンペーン記事です。
はじめに
自分自身は過去に仕事で英語を学ぶきっかけがあり、7~8年前くらいから英語学習を始めました。
海外行ったことないし、なんならパスポート持ってないです。
今は仕事で英語でコミュニケーション取るくらいなら抵抗なく話せる感じです。
大人になって振り返ってみるとたくさん試行錯誤してきたように思います。
英語独学はやり方を間違えると迷路に迷い込んで帰って来れなくなるので、長年独学してる自分がこうしておけばよかったなと思うことを簡単に紹介して、おすすめのYouTube動画を紹介したいと思います。
この記事で紹介することを確実に毎日3時間くらいやっていけば、1年後にはある程度コミュニケーションがとれるようになっていると思いますので、是非、参考にしてもらえればなと思います。ちなみにエンジニアに関して言うと、スキルアピールするより断然面談や就職の通過率があがります。
特に30代からエンジニア転職を目指される方はプログラミング×○○ という風に、かけ合わせるスキルをもっておくことが非常に重要ですので、その中でもかなりの武器になるのが英語だと考えてもらえればいいかと思います。
やってはいけないこととやるべきこと
まず避けた方がいいこととやるべきことを紹介します
その1 文法を勉強しないのは❌
最近では「文法なんて必要ない」なんて言う人は少なくなったと思いますが、これは絶対やめましょう。最低中学レベルの文法は必要です。できれば高校2年くらい(仮定法まで理解できればなおよし)
帰国子女や海外歴長い人が文法とか「あまり文法勉強しなかった〜」なんて言ってるから「しなくていいのだ!」なんて思考回路の人が結構います。
断言しますが、彼らと私たちとでは英語を聞いている量や時間が段違いなのは明らかで、育ってきた環境も違います。必ず文法はやってください。
その2 理解できない英語を聞きまくる❌
はいこれ、無意味です。意味がわかってない英語をいくら聞いたところで脳が英語と認識できてないのでマジで無駄な時間を過ごします。よく海外ドラマ見てるだけで〜とか言いますよね。やめましょう。
できれば会話の5割くらい(理想は7割以上)は理解できる音源を用意して、それを聴くようにしましょう。
ディスニーものやアニメが好まれる理由はここにあります。身振り手振りが動画内で大きく内容も難しくないので、聞き取れなくてもなんとなしに言ってることが状況から理解できることが多いです。
その3 音源にスクリプトがない❌
これはその2と繋がるのですが、動画内の会話と自分の理解に乖離がないか確認するために、できるだけスクリプトがある教材や音源を使った方がいいです。今であれば翻訳機能が標準で用意されていたりするので、あまり手に入れるのに苦労はしないと思います。
その4 発音の練習をしない❌
はい、これ初学者の方、ほとんどやってない可能性高いです。今日紹介する項目でこれが一番大切と言っても過言じゃないくらい大切です。
「英語を聞き取るには正しい発音で練習する」 これが一番のキモです。
特に 「弱形(じゃっけい)」 の練習は必ずしましょう。日本人の義務教育では習ってこなかった音(たぶん)ですが、会話の中では乱射されます。(後に動画で紹介)
日本語は単語と単語を短く切って発音する言語ですが英語は真逆です。
単語と単語を繋げるように話す言語なので、日本語を話す感覚で英語を話そうとするとまるで伝わりません。
伝わらないだけならいいのですが、聞き取れないと言う現象に陥ります。こちらの方が大問題です。
エンジニア用語であえて紹介しますが、「Ajax」これはエイジャックスです。これをアジャックスと認識していると、日本人同士の間では⭕️ですが、海外エンジニアと会話するときに咄嗟に発音されるとなんのことを言っているのかわからなくなります。
この 「自分が認識している音と海外勢が話す音の乖離」 が聞き取れないという現象の正体です。
これはまだ単語なのでいいですが、これが文章レベルで頻繁に起こるので、聞き取れないのは納得できるはずです。
この乖離を埋める練習が「正しい発音で練習する」です。ですので、スクリプトがある音源が必要になってくるというわけですね。
その5 インプット3割、アウトプット7割の罠❌
これもよく言われます。もちろんこのやり方が全部間違っているかと言われるとそうではないのですが、段階によってやるべき時とそうでない時があるということです。
よく考えてみましょう。中身が空っぽなのにどうやってアウトプットしますか?
この勉強法が力を発揮するのはインプットを大量に行ってきた人たちです。大人になって英語学習から長い年月流れた状態で、そもそもアウトプットなんてできません。
ですので、とにかく最初は耳からの学習重視で大丈夫です。最近では「Immersion Learning」というみたいですが、初学者がやるべき学習に最適だと思います。もちろん先に挙げた通り内容がわかる音源でやりましょう。
聞いてる音源を聴きすぎて勝手に口から出てくるくらいインプットするくらいの勢いで大丈夫です。
そのくらい聞かないと英語に慣れません。
その6 帰国子女や海外勢の勉強方法を真似る❌
これも避けた方がいいです。理由は冒頭で説明した通りです。ただ、彼らから学んだ方がいいことがあります。それは 「実際に会話の中で使われる表現や言い回し、状況にあった言い方」 などです。
これに関しては彼らは実践のプロなので、どんどん質問して学びましょう。
「Do you understand?
よりDoes that make sense ?
の方が失礼にならないよ」など、実際に会話をこなしている人にしかわからないことがたくさんあります。まあ今ではAIあるのでじゃんじゃん活用しちゃえばいいですが。
その7 自分が目標とする「話す分野」を決めない❌
これもほとんどの人がやってないのではないでしょうか。会話というのはジャンルが多岐にわたります。母国語の日本語ですら、難しい物理用語や全く知らない分野の単語がバンバン飛び交う会話の中にいたら、何言ってるかわからないという現象が起きるのに英語なら尚更です。
仕事で使用するならその仕事ではどういうジャンルの英語を学ぶべきなのか?
日常英会話では旅行メイン?ナンパ英語メイン?
それは学習者によって目的が違うはずなので、自分にとって必要な英語のジャンルをまずは絞って練習してください。
そして、一つのジャンルができるようになると、次に学ぶジャンルはめちゃくちゃハードルが下がります。英語脳がすでにできつつあるので最初に学ぶジャンルよりもダントツで学びやすいです。
その8 英会話スクールに行く(行こうとする)❌
断言しますが、もはや今の時代必要ないです。高すぎマンなので。
ただし、誰かに管理してもらわないと継続できないという人はその価値をスクールに見出せるかもしれませんが、そもそも誰かに管理してもらわないと継続できないのであれば英語を学ぶ必要はないと思います。別に英語を学んでるから、話せるからすごいわけでもないし、それぞれが自分のために必要だからやるのであって、英語を学ばないからダメだということでもありません。
誰かに管理してもらわないといけないということは、そこまで興味がないか本当に必要ないかなので無理して学習する必要はなく、もっと熱中して学習できる分野に時間を割いた方がいいと思います。
その9 参考書たくさん持ってるマンになる❌
これも誰もが通る道ではないでしょうか。
「単語帳1冊、文法書1冊、スピーキング本1冊」最初はこの3冊だけでいいと思います。
この3冊を使い倒した後に、新たなインプットとして新しく買えば大丈夫です。
また、今はアプリケーションも豊富ですし、そこまで書籍を購入する理由も無くなってきてるのかなと思います。
おススメ書籍
文法偏 世界一わかりやすい英文法の授業
単語偏 Distinction2000
スピーキング偏 英語で話す力(改正版)
ちなみに。。。
フレーズ本は買う必要はないと思います。目的によって言いたいことや使うフレーズはかなり変わってきますので、英語で言いたいことがあったらAIに聞いて、それをNotionにまとめていき、自分だけのフレーズ集を作る。これが正解です。
その10 アウトプットが0❌
長くなってきたのでこれで最後にしますが、その5で紹介した通り最低限のアウトプットはやっていかないといけません。じゃあそれはどうすればいいのか?
主におすすめしたいのは以下の2つ
1 自己紹介を英語でスラスラできるようにする練習
これはマジでおすすめです、大体、見知らぬ人と話すときは自己紹介します。
自分がどんな人間でどういう経歴を歩んできたのか、何が好きで何が嫌いなのかなど、自分のことなので情報は整理できるはずです。箇条書きにしてAIに投げて文章を作ってもらいましょう。
そしてそれを正しい発音で音読します。テキストを見ないでスラスラ話せるようになるまで、毎日繰り返しましょう。
2 その日学習した単語で使えそうな文章をAIに作ってもらって話す練習する。
これはそのままなのですが、単語単体で覚えても会話の中でどういう音でどういう使われ方をするかが分かってないと聞き取れないし使えません。あとで紹介しますがYouglishというサイトを使ってください。
番外 「英語を話す」の目標レベルがいきなり高すぎる
まずこのshort動画をご覧ください。
渡辺直美が海外のトークショーでバカ受けしてる動画です。
みなさん、彼女の英語聞いてどう思いましたか?
質問に対してちゃんと答えることができてますし、なんなら難易度が高い「笑いをとる」ということさえできてます。文法も大きく間違ってません。
初学者の方がまず目指すべきは、この「聞かれたことに対して自分の言いたいことを簡単な文章で伝える」このレベルです。もちろん通過点ですが、いきなり帰国子女みたいにぺらっぺらを目指す方がいて、こういう方ほど挫折しやすい傾向にあります。
おすすめ動画の紹介
お待たせしました。ここからは初学者の方がメインんで行わなければいけない、「耳からの学習」いわゆるImerssion Learningに良さげな動画を紹介します。
もちろんここに上げてる動画が全てじゃないので、自分の好きなアーティストや好きなアニメがあるならそれを観るのもいいと思います。ただし、あくまでも「学習」ですので、守るべきことは守らないといけません。先に紹介したスクリプトだったり、理解できる割合だったり条件を満たしているものを選んでくださいね。
1 TED-ed
アメリカの学生用に作られた様々なトピックを扱ってるアニメーション動画です。
TED TALKは知っている方が多いかもしれませんが、こちらの方がレベルが低く、サイトに行けばスクリプトも完備されてます。是非、活用しましょう。
2 Kurzgesagt In a Nutshell
こちらはちょいレベル上がりますが、アニメーションがすごいのと扱ってトピックがめちゃくちゃおもろいので、聞き取れなくても言っていることがなんとなくわかります。
もちろん字幕アリ。(昔のやつはないかもです)
3 This is 英会話
発音のところで紹介した「弱形」に関する動画です。
このチャンネル、クッソ美人な本業のモデルが演者なのでずっと観れられます(作った人誰だ..)
とまあ、冗談はさておき内容はめちゃくちゃ大切なので演者に見とれないようにしましょう。一緒に発音して自分が認識している音と彼女たちが話す音の乖離をまずは認識してください。
これも毎日つ助けた方がいいです。
4 English with Lucy
こちらも英語学習者の中では知らない人いないであろうLucyさん。
イギリス英語なので聞き取りやすいと思います。
しかも、めちゃくちゃわかりやすくてイギリス英語学びたい人にとっては神動画になるはず。
5 linguamarina
こっちはLucyさんのアメリカ英語バージョンです。日本人にはこちらの方が馴染み深い発音です。
内容もLucyさん同様、めちゃくちゃわかりやすく英語の発音の仕方だったりフレーズだったりを教えてくれてるので初心者でもOK
6 YES │Yopi's English School
海外のインタビュー動画の切り取って使えるフレーズを解説してくれるチャンネル。
チャンネル主が日本語で解説してくれますので、初学者にとってハードルは低いのかなと思います。
(このミランダカーの元ネタインタビュー動画は多分100回以上観た...可愛すぎて..)
7 Eigo No Sensei
こちらは海外の有名人がよくやるスピーチを題材にしたチャンネル。賢い表現やオシャレな言い回しの宝庫です。真似したい人物を決めて完コピする練習がおすすめ。
8 フレンズ英会話カフェ
個人的に好きなチャンネル。英会話学習で度々取り上げられる教材の「friends」を題材にしたチャンネル。日本人女性がチャンネル主なので、日本人が学習しやすいように作られています。
(このチャンネルが100人くらいの時に見つけて伸びてるのみてちょっと嬉しかった)
9 The Infographics Show
こちらもさまざまなトピックをこれまたわかりやすいアニメーションで話してくれてるのでおすすめです。大人になっても学べる教材として英会話の引き出しが増えます。英語は若干速めなので初心者には難しいかもですが、慣れてきたころに観ると自分の成長を感じることができるでしょう。
10 Vogue
このチャンネルで一押しなのが、海外セレブに73個の質問を投げかけるシリーズ動画。
会話のキャッチボールなので質問する側にも回らないといけないです。質問の言い回しも学べるし、それに対してフランクに応えるセレブたちの言い回しも学べるので一石二鳥とはまさにこのこと。
おまけ 最強必需チャンネル「Youglish」
こちらは気になる単語の発音やフレーズを検索すると、そのフレーズが使われている動画をYouTubeの中から引っ張ってきてくれるという神サイトです。発音のところでも言いましたが、正しい発音で練習するというのが絶対必要不可欠なので、このサイトで確認するといいでしょう。
例えば途中で紹介したDoes that make sense ?
を検索すると1648本の動画がヒットします。これでヒット数が少なければあまり使われないフレーズなんだなという判断するのもありでしょう。
終わりに
ということで、長々書いてきましたが最後に言いたいのは「継続しないと何も意味がないよ」ということです。最低毎日2〜3時間。まとめて取れない方は細切れに時間を区切って学習してもいいんです。その毎日の積み重ねが1年後のあなたの姿を変えてくれるはず。
自分の感覚ですが、英語をある程度話せると「エンジニア✖️英語」という武器で案件や面談の際もかなりのアドバンテージになります。
なぜ英語が必要なのか、自分にとってなんのメリットがあるのかをちゃんと考えて学習に取り掛かりましょう。
そして、英語学習は何歳からでも可能です。始めるのに遅いことなんてないとよく言いますが、英語学習と筋トレはやった分だけほぼほぼ自分にリターンがある投資だと思ってください。
周りに反対する人がいたら無視すればいいんです。1年後のあなたの姿を見て手のひら返して「やり方教えて」と言ってくるでしょう