群を使った作品を作る課題があったので,制作しました.
群は,m次巡回群だけを使っています.以下の作品は19次巡回群で描画したもので「巡回群の花束」と名付けました.
具体的に,どこにm次巡回群を使ったのかというと,以下の2点です.
- 1枚の花びらの描画
- 花びらの枚数
花びらを描くエージェント
1枚の花びらを描くエージェントの行動ルールは以下の3点です.
- 360[deg]の円をm等分した進行方向を持つ.
- 現在の進行方向に対して,ランダムに選択した数字だけ半時計回りに回転させて,次の方向を決定する.
- 足し合わせた結果として単位元になる,つまりは逆元をとった場合に描くことを終了する.
つぎに,花びらの枚数を決定するために,以下のルールを与えました.
- エージェントが行動した回数をm次巡回群に当てはめて,花びらの枚数を決定する.つまりは,1〜m枚の花びらの枚数で1つの花が構成される.
色合い,透明度,先の細さ,1ステップの移動量などの調整方法は省略します.
ざっと,50,000個の花を描くと完成です.
書いたコード
参考
50個だけ描画した結果が以下です.微生物もしくは雪の結晶みたい.
違うパターンを2種類.