概要
laravel-adminを利用して、インストールから初期設定までを行います。
実務でLaravelを使う機会があればlaravel-adminを使用する場面があるかもしれないのでこの機会にまずは設定をしていきます。
※Laravelプロジェクトがインストール済みの前提で進めます。
laravel-adminとは
Laravelで簡単に管理画面が構築できるライブラリです。
ドキュメントやデモサイトなど使用するために必要な資料が充実しており、難しいカスタムを行う必要がなければものすごく簡単に管理画面が構築できます。
実際にインストール
1. インストール
$ composer require encore/laravel-admin
2. laravel-adminのファイルをプロジェクトに追加
$ php artisan vendor:publish --provider="Encore\Admin\AdminServiceProvider"
3. laravel-Adminの標準テーブルを生成
$ php artisan admin:install
4. もし管理者ログインデータが消えてしまった場合
こちらは管理者ログインデータが消えた場合に備えて、シーダーファイルを作成します。
laravel adminを実行した後にphp artisan migrate:fresh
などをやると、管理者用ログインデータが消えてしまいます。
万が一に備えて、以下の記事に沿ってシーダーファイルを作成します。
管理者画面用のコントローラーを作成する
1. コントローラーの作成
公式ドキュメントには
php artisan admin:make UserController --model=App\\User
と記載がありますが、Laravel8系からはモデルのディレクトリがapp/Modelsになっていますので、以下コマンドを実行してコントローラーを作成します。
php artisan admin:make UserController --model=App\\Models\\User
####2. ルーティングを追記
<?php
use Illuminate\Routing\Router;
Admin::routes();
Route::group([
'prefix' => config('admin.route.prefix'),
'namespace' => config('admin.route.namespace'),
'middleware' => config('admin.route.middleware'),
'as' => config('admin.route.prefix') . '.',
], function (Router $router) {
$router->get('/', 'HomeController@index')->name('home');
$router->resource('/users', UserController::class); //追記内容
});
これで/admin/users
にアクセスするとユーザーの一覧画面が閲覧できるようになります。
他にも/config/admin.php
で設定の変更、Admin / bootstrap.php
でコンポーネントを拡張または削除したり、フロントエンドリソースを導入したりできますが、ここでは特に設定の変更はせず、またの機会に記事にしようと思います。
最後に
今回は初期設定からほぼコードをいじらずにインストールから初期設定するという内容でした。
まだまだ勉強中ですが、色々使い方を知って記事にしていきます。