内容自体はIT関連でそこそこ勉強している人なら大体分かる話であるため難しくない。
日本語がFirst Languageではない人にとってはやはり日本語文章を読むスピードが一番の課題になってくる。
日本語を勉強して1~2年の人に科目Bの問題を時間内で読み切るのはほぼ不可能だと思う。
学生時代の研究で日本語論文や研究資料をよく読んでいた筆者でも時間がギリギリだった。
特に科目Bの後半の問題はテキストの量が多い上に、テキストに登場する加工の人物や会社の詳細を覚えながら読まないと時間内に解けない。
日本語の論文1ページを一回読んで、読み直さなくても理解できるレベルが望ましい。
基本情報はIRTと言う採点方式を用いている。
https://www.ipa.go.jp/shiken/2024/eid2eo0000004j83-att/06a_06.pdf
あくまで噂話であるため、ご興味のある方だけ。こんな噂もあるんだ~くらいの感覚でお読みください
IRT
合計得点の問題点を解決するために,項目の難易度などの項目特性と,各受検者の能力を分離して考え,共通尺度上でのテストの構築と実施を支えるテスト理論
採点のアルゴリズムが明かされていないため、憶測でしかないが、60問中40問を当てた人より、30問を当てた人の点数の方が高くなることもあり得る...?
実際筆者も採点結果が予想の点数より高く、問題数から考えて普通の採点方式では考えにくい点数が出た。
今のところネットで噂されているのは以下
- 難易度の低い問題を多数解くより、難易度が高く OR 正解率の低い問題を解く方が点数が高い
- 今までの受験データで平均か偏差値を出して、受験者の正解率と照らし合わせて点数を決めてるかも
- 何らかの条件により追加の加算点がある気がする
- 各分野の平均正解率が点数に反映されている可能性
→(例:
Aさん:DB系問題は全部正解+ネットワーク系問題全問外れで合計10問正解
Bさん:DB系問題半分正解+ネットワーク系問題半分正解で合計10問正解
...の場合、同じく10問正解でもAよりBの最終点数が高くなる可能性)
同じくIRT採点方式であるITパスポートについての記事
https://itpassport.gihyo.jp/archives/1435
https://www.ap-siken.com/bbs/5195.html
市販のテキスト本では教えてくれない問題がかなり多く出題される。
そもそも基本情報は公式テキスト・教材がない+問題も公式的に公開されるのは全80問(A+B)の内26問だけ。
その上、受験者は問題の内容を覚えていても他の人に教えたりネットに書き込むことが禁止されている。
故に市販のテキストは公式のざっくりしたシラバスと毎年少ししか公開されない問題をベースに作成されるので、テキストにはない問題が多い。
見覚えのある問題は40%くらいで、残り60%はおそらく未公開問題であろうと思われる問題だった。
使った教材
・かやのき先生の基本情報技術者教室(改訂前の版、中古)
・いちばんやさしい 基本情報技術者(2024年最新版)
個人的にはいちばんやさしい~の方が分かりやすかった。
正直言うと、主な内容にそこまで違いはないため最新版に拘らなくてもいい。
紙の本じゃないと集中できないタイプではないなら、Kindleなどの電子書籍で購入することをおすすめする。
本を持ち歩かなくても出勤中や休憩時間にパソコンかスマホで勉強できるので時間が確報できる。
また、基本情報ドットコムのスマホUIもすごく見やすいので、電車の中でこまめに解いてみた方がいい。しかも無料。
https://www.fe-siken.com/
科目Bについて
アルゴリズム系のコーディングテストに慣れている人なら解きやすいと思う。
paizaやatCoderなどで遊んでる人ならわざわざ勉強する必要はあまりない。
最大公約数、素数の求め方を知っておいた方がいい。
後半にすごく長い経営/マネジメント系の問題が出るので注意。