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vagrantを使ったLAMP環境をローカルに作る手順③ 〜必要ファイルをインストールしてLAMP環境を完成させよう〜

Last updated at Posted at 2015-10-11

vagrantを使ったLAMP環境をローカルに作る手順①
vagrantを使ったLAMP環境をローカルに作る手順②
に引き続きPHPとmysqlを使うための環境構築をガシガシ進めてきましょう。

こちらの作業もvagrantに大きな影響を与える重要な処理になりますので

su
password vagrant  ←passwordを聞かれるのでvagrantと入力します。(ターミナル上では表示されませんが入力はできています!)

でroot権限にすることを忘れないようにしましょう。

また本稿ではいよいよApach mysql phpのインストールをしていきます。
処理に時間がかかりますので、wifi環境の良い場所での作業を推奨します!

リポジトリの追加

まずはインストールするために必要なリポジトリの追加を行っていきます。
初心者の方は深く考えず
環境構築するために必要なものを登録する
という認識で今のところはいいと思います。


rpm -ivh http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm

↑epelリポジトリの登録

rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm

↑remiリポジトリの登録

リポジトリの登録.png

上記2つのコマンドを順に入力して
この画面になれば完了です!

yum install -y http://repo.mysql.com/mysql-community-release-el6-5.noarch.rpm

↑mysql-communityの登録

次にこのコマンドを順にターミナルで入力していきましょう!

アップデート完了.png

上の画面のようにComplete!が出ればOKです!

Apachのインストール

上記で各種インストールの準備ができましたので
いよいよ各種インストールに移ります。

①Apachのインストール

yum install httpd httpd-devel -y

アップデート完了.png

この画面になれば完了です!

②Apachの起動

インストールしただけでは動いでくれないのでまずは起動しましょう!

service httpd start

うまくstartできたらOKと教えてくれます!

③Apachの自動起動をon

次にこのコマンドで自動起動を設定しておきましょう。
このコマンドを打たなければターミナルを立ち上げる毎に毎回
立ち上げなければならなくなり、
あれ!?
となってしまいます。

chkconfig httpd on

こちらは反応がありませんが、正常にできているはずです。
寂しいですね。

これでApachのインストールは完了です!

ひき続きmysqlをインストールしましょう!

mysqlのインストール

①mysqlのインストール

yum install -y mysql mysql-server mysql-devel 

アップデート完了.png

Complete!が出ればOKですね。

②mysqlの起動

Apachと同じように起動させましょう。

service mysqld start

こちらも完了すればOKと表示されます。

③mysqlの自動起動をon

自動機能も設定しておきます。

chkconfig mysqld on

こちらはリアクションがありません。

④mysqlの初期設定

次にmysqlを使うためのpasswordを設定しましょう。

mysql_secure_installation

このコマンドを打ったらいろいろ聞かれますが以下の順序で
指定してください

○ そのままEnter

○ Yと打ってEnter

○ mysqlと打ってEnter ←mysqlのパスワードをmysqlに設定

○ mysqlと打ってEnter ←パスワードを再入力

○ Yと打ってEnter

○ Yと打ってEnter

○ Yと打ってEnter

○ Yと打ってEnter

mysqlパスワード設定完了.png

これでmysqlのインストールは完了です!

⑤phpMyAdminをインストール

次にmysqlをGUI(視覚的)に使えるphpMyAdminをインストールしておくと良いでしょう。

yum install -y --enablerepo=remi,remi-php55 phpMyAdmin

アップデート完了.png

Complete!が完了の目印です!

phpのインストール

パッケージのインストール

yum install ­y ­­enablerepo=epel libmcrypt

y/Nと途中で聞かれるので、
もちろんyと答えましょう!

php5.5のインストール

無事comlete!できたら次に下記のコマンドを入力します。

yum install -y --enablerepo=remi,remi-php55 php php-devel php-pear php-mbstring php-xml php-mcrypt php-gd php-pecl-xdebug php-opcache php-pecl-apcu php-fpm php-phpunit-PHPUnit php-mysqlnd

アップデート完了.png

これでphpのインストールは完了です!

時刻設定

ここまで出来ましたら開発環境の時刻設定までしておきましょう!

centosの時刻設定

cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

このコマンドを入力した後で

cp: overwrite @/etc/localtime'?

と聞かれたら yと入力すればOKです。

こちらも反応がありません。

phpの時刻設定

こちらはvimでの編集が必要です。

vim /etc/php.ini

修正したい箇所を探すために:set numberで行数を振り当てます。
その後どんどん下を確認していくと
873行目あたりに
php時刻設定編集前.png

が確認できるはずです。

iでインサートモードへ切り替えたあとに

date.timezone ='Asia/Tokyo'

に修正してください!
このように編集できればOKです。

php時刻設定編集後.png

そのあとでエスケープキーでノーマルモードにもどり

:wq
で保存して終了しましょう!

インストールの確認

ここまでできればひとまず環境構築は完成したと言っていいでしょう!

バージョンの確認

mysqlとphpが正しくダウンロードできているかコマンドで確認します。

mysql --version   ←mysqlのバージョン確認
php -v            ←phpのバージョン確認

mysqlのバージョンが5.6
phpのバージョンが5.5であれば正しくインストール出来ています。
vimでhelloworldを入力.png

ブラウザで確認

最後に実際にブラウザに表示されるかを確認しておきましょう!
おきまりのhello worldをphpで記述し、ブラウザに表示します。

○ cd ←ディレクトリの一番上にもどる

○ cd /var/www/html ←/var/www/htmlに移動

○ vim index.php ←index.phpを作成編集

ここれでvimエディタを使ってindex.phpを編集することができます。

次に実際のphpコードを書いてみましょう。

<?php
    echo "hello world";
?> 

hello worldコード.png

このように記載できたら:wqで保存して終了します。

保存できたら、

 service httpd restart 

のコマンドでApachを再起動しましょう。

ここまで出来たらブラウザで実際に表示されるかを確認します。

○ ブラウザで確認 
safariやgoogle chromなどのブラウザを開く

192.168.33.10/index.php にアクセス
//192.168.33.10はVagrantfileのIPアドレスの初期設定です。

ブラウザに Hello Worldが表示されればok

ブラウザで表示されたものを確認.png

これで作った開発環境で自分の作成したコードがブラウザに表示されることが確認できました!

vagrant権限へ変更

しかし、このままでは
vagrant権限で、作成したファイルの編集はできません。

管理者変更前html.png

このようにhtmlディレクトリの権限設定がrootになっているため作成したファイルも
root権限でしか編集できなくなっています。

そのために

vagrant権限

で編集するために権限の変更をしておきましょう!

cd ../ ひとつ上のディレクトリに移動
sudo chown vagrant html ←htmlディレクトリをvagrantに変更

このコマンドによってhtmlディレクトリをvagrant権限に変更します。
管理者権限vagrant変更後.png

このように変更できればOKです!
この後に作成した画面を確認してみます。
ファイル権限の確認.png

このように
先のコマンドを使う前に作成した
index.phpの管理者がrootに対し
hoge.htmlの管理者はvagrantになっていることがわかります。
これでvagrant権限でのファイルの作成/編集ができるようになりました!

おめでとうございます!
ここまでできたあなたはもうPHPとmysqlを使って
世界で活躍できるエンジニア
としての切符を手に入れたも同然です!!

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