8
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

【YOLO v5】Google Colaboratory で学習してみる

Posted at

1. はじめに

Yoloは、とっても扱いやすいフレームワークで、すぐに物体検出ができますが、やっぱり自分が検出したいものは、自分の用意したデータで学習させるしかないですよね。
ということで、学習させてみました。

2. やること

データセットを作るのは、たいへんですので、既存のデータセットを使わせてもらい、学習の手順を確認したいと思います。
学習は、マシンパワーが必要そうですから、やっぱりGPUを使いたいところです。ですので、Google Colaboratoryを使います。

3. やってみる

3.1 まずは、準備

新しいノートブックを作り、Googleドライブをマウントします。

from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')

yolo_train というフォルダの中で作業します。

%cd /content/drive/My Drive/Colab Notebooks
%mkdir yolo_train
%cd yolo_train

Yoloをクローンしてきます。

!git clone https://github.com/ultralytics/yolov5 
%cd yolov5

必要なパッケージをインストールします。

!pip install -r yolov5/requirements.txt  

いろいろ準備します。

import torch
from IPython.display import Image, clear_output 
from utils.google_utils import gdrive_download  

Yoloがちゃんと動くか、物体検出してみます。
以下を実行すると、ジダンが検出されます。

!python detect.py --weights yolov5s.pt --img 416 --conf 0.4 --source ./data/images/
Image(filename='runs/detect/exp/zidane.jpg', width=600)

ちゃんとできましたよね?

3.2 学習

はい、やっと準備ができましたので、ここから本題です。

まずは、rboflowのPublic Datasetsから学習用データをとってきます。サイコロの目を検出させるための学習用データセットです。すでにYOLOv5用に編集されていますから、ダウンロードするだけですぐに使えます。
Downloadsのmedium-colorを選びます。
Available Download Formatsで「YOLO v5 PyTorch」を選びます。
データをダウンロードするかダウンロードのコードを得るか選べます。今回は、ダウンロードのコードを取得して直接GoogleDriveに保存するため、ダウンロードコードを得ることにします。[show download code]を選択して[continue]を押すと、ダウンロードするコードが表示されます。

ノートブックに戻り、以下の通りダウンロードと展開をします。今回は、diceというフォルダにデータを入れました。

torch.hub.download_url_to_file('<<ダウンロードコード>>', 'tmp.zip')
!unzip -q tmp.zip -d ../dice/ && rm tmp.zip

diceのフォルダ内にあるdata.yamlを少しだけ変更します。学習用データと検証データが分かれていないので、同じデータを使います。

data.yaml
train: ../dice/export/images
val: ../dice/export/images

nc: 6
names: ['1', '2', '3', '4', '5', '6'

もう、これで準備完了です。驚くほど簡単です。

学習してみます。

# Train YOLOv5s on dice for 10 epochs
!python train.py --img 640 --batch 16 --epochs 200 --data ../dice/data.yaml --cfg ./models/yolov5s.yaml --weights "" --name dice --nosave --cache

画像点数が少ないため、エポック数を200ぐらいにしないと、物体検出ができませんでした。学習時間は、1時間ほどかかりました。

結果は、runs/train/diceの中に入っています。ちょっと見てみましょう。

Image(filename='runs/train/dice/train_batch0.jpg', width=800)  

image.png

Tensorbordで結果を見てみます。

%load_ext tensorboard
%tensorboard --logdir "runs"

image.png

image.png

なかなかいいのではないでしょうか?

では、サイコロの目を検出してみます。

!python detect.py --weights runs/train/dice/weights/last.pt --source ../dice/dice.jpg
Image(filename='runs/detect/exp/dice.jpg', width=800)

index.jpg

ちゃんと検出できてきますね!
こんなに簡単に学習できるなんて感激です。

お疲れさまでした!

8
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?