衛星画像のダウンロード
ユーザー登録(初回のみ)
EarthExplorerにアクセスします。
画面右Loginをクリックします。
Create New Accountをクリックします。
ユーザーを登録します。
画像の選択
Enter Search CriteriaのPolygonでUse Mapをクリックします。
これにより地図の表示範囲でデータの絞り込みを行います。
Date Rangeではfromからtoで日時の絞り込みも可能です。
Cloud Coverでは対象の雲量の絞り込みが可能です。
絞り込み後にメニュー下部のDate Setsをクリックします。
Data Setsタブがアクティブになっています。
Landsat->Landsat Collection 2 Level-1->Landsat 8-9 OLI/TIRS C2 L1
をチェックします。
メニュー下部のResultsをクリックします。
メニュー欄の処理したい画像の下矢印のあるダウンロードアイコンをクリックします。
ポップアップ上部のProduct Bundleのダウンロードアイコンをクリックします。
*.tarファイルがダウンロードされため完了後に解凍します。
画像処理
QGISを起動後上記の画像のアイコンをクリックしてレイヤーを追加します。
メニューからラスタを選択し、
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍したディレクトリから*B10.TIF開きます。
このファイルが衛星画像です。
レイヤーが表示されたことを確認し、ラスタ->ラスタ計算機をクリックします。
輝度を算出
圧縮ファイルを解凍したディレクトリから*MTL.TXTを開きます。
このファイルに変換に使用するパラメーターが記載されています。
式に*MTL.TXTのパラメーターを用いて下記の式を入力します。
RADIANCE_MULT_BAND_10 * "B10" + RADIANCE_ADD_BAND_10
今回のパラメーターの場合は
RADIANCE_MULT_BAND_10 = 3.8000E-04
RADIANCE_ADD_BAND_10 = 0.10000
であるため最終的な式は
3.8000E-04 * "LC09_L1TP_107035_20230108_20230108_02_T1_B10@1" + 0.10000
となります。
今回の例では出力される輝度のレイヤ名はB10Rとします。
輝度温度を算出
算出した輝度のレイヤーから輝度温度を算出します。
再度ラスタ計算機を開きます。
式に*MTL.TXTのパラメーターを用いて下記の式を入力します。
( K2_CONSTANT_BAND_10 / ln ( ( K1_CONSTANT_BAND_10 / "B10R" ) + 1 ) ) - 273.15
-273.15の定数はケルビン温度の処理結果を摂氏温度に変換するためのものです。
今回のパラメーターの場合は
K1_CONSTANT_BAND_10 = 799.0284
K2_CONSTANT_BAND_10 = 1329.2405
であるため最終的な式は
( 1329.2405 / ln ( ( 799.0284 / "B10R@1" ) + 1 ) ) - 273.15
となります。
今回の例では出力される輝度のレイヤ名はTEMPとします。
結果表示
輝度温度が山間部が低く、平野部や海沿いが高い事が確認できます。