[翻訳記事 | AWS初心者] AWSサービスのリージョン、アベイラビリティゾーン、エッジロケーション
元記事: https://devblogeasyoon.xyz/blog/aws-certification-region
AWSの歴史
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AWSの歴史
- 2002年、Amazon.comの付属機能として開始
- 2006年、初のクラウド製品をリリース (S3/EC2 など)
- 2009年、VPCを発表
- 2013年、認定資格を導入
- 2020年、売上5兆3000億円を突破し、成長を続けている
AWSサービスのリージョン、アベイラビリティゾーン、エッジロケーション
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AWSサービスのリージョン、アベイラビリティゾーン、エッジロケーション
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AWSのサービスは世界各地に複数の地域別リージョンに分かれている。
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リージョン (Region)
- AWSサービスが提供されるサーバー(データセンター)の物理的な場所であり、それぞれのリージョンには固有のコードが割り当てられている。
- リージョンごとに利用可能なサービスが異なる場合がある。(例えば、国内で利用できないサービスを使用する場合、リージョンコードを変更してアクセスする必要がある)
- ソウルリージョンの固有コード :
ap-northeast-2
- APリージョンに含まれる国 : 中国、オーストラリア など
- 米国東部リージョン:
us-east-1
(AWSのすべてのサービスが最初にリリースされる重要なリージョン)
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リージョン選択時に考慮すべきポイント
- レイテンシー(遅延速度):自分が属している国のリージョンを使用するのが最も速い
- 法律:データ提供、サービス提供に関連するポリシー
- 利用可能なAWSサービス
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アベイラビリティゾーン (Availability Zone)
- リージョン内の下位単位であり、1つのリージョンには必ず2つ以上のアベイラビリティゾーンが含まれる
- アベイラビリティゾーンは1つ以上のデータセンターで構成される
- リージョン間の接続は非常に高速な専用ネットワークで接続されている
- 災害対策やセキュリティのため、アベイラビリティゾーンは物理的に一定距離以上離れており、かつ互いに100km以内の距離に位置する
- セキュリティとトラフィック集中を防ぐために、AWSアカウントごとに選択されたアベイラビリティゾーンコード(AZ-A、AZ-B、AZ-Cなど)は、文字コードが同じでも実際に割り当てられるデータセンターの場所が異なる。
- 例: アカウント
test1
のAZ-A
(アベイラビリティゾーン-A)とアカウントtest2
のAZ-A
は異なる場所に割り当てられる(ランダム割り当て)。
- 例: アカウント
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リージョンやアベイラビリティゾーンで分類されたAWSサービス
- リージョンに依存しないサービス : IAM / Amazon CloudFront
- リージョンに属するサービス : VPC, S3 (S3はグローバルサービスであるが、データは各リージョンに依存している)
- リージョン内アベイラビリティゾーンAに属するサービス : RDS
- リージョン内アベイラビリティゾーンBに属するサービス : EC2
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エッジロケーション (Edge Location)
- AWSのCloudFront(CDN、一時保存領域)などのサービスを最速で提供するためにキャッシュを保存する拠点
- 世界中に分散して存在
- メインリージョンへのトラフィック集中を防ぐことができ、エッジロケーションに近い拠点ほどより高速にサービスを提供可能
- CDN向けの拠点
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グローバルサービスとリージョンサービス
- グローバルサービス : データとサービスを世界中のすべてのインフラで共有 (CloudFront, IAM, Route53, WAF)
- リージョンサービス : 特定リージョンを基盤にデータやサービスを提供 (ほとんどのサービス, S3)
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ARN (Amazon Resource Name)
- AWSのリソースにはすべてARNが付与される
- フォーマット:
arn:[partition]:[service]:[region]:[account_id]:[resource_type]/resource_name/(qualifier)
- 例:
arn:aws:s3:::test_bucket/text.txt
arn:aws:dynamodb:ap_northeast_02:123456789012:table/*
- 上記の例のように末尾にワイルドカード(*)を付けて多数のリソースを指定可能 (例: キャッシュ無効化
/*
)
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