はじめに
本稿では、Vroid Studioで作った3DアバターをGoogle Meetのオンライン会議で自身のアバターとして活用する手順を紹介します。
Vroid Studioでの3Dアバター生成
Vroid Studioを使った3Dアバター生成は様々な記事があるのでそちらにお任せして、本稿では事前に3Dアバター生成(.vrm)が生成されているとします。
※Vroid Studioは、インストールから3Dアバター生成まで簡単に行えます
環境
Macbook Pro(Intel版)で検証しています。Macbook M1/M2/M3の場合は、最後の仮想カメラのCam Twistは使えなと思いますので、代わりにOBS Studio等で代替することになると思います(未検証)。
3teneのインストール、設定
まずは、3tene(フリー版)
をインストールします。
インストール後、メニューの新規アバターの登録
から +
をクリックし、生成した3Dアバター(vrm ファイル)を選択します。
右のメニューの上にあるフェーストラッキング
と リップシンク
の 開始
ボタンを押下します。そうすると自分と同じ動きをするようになります。
顔のアップ
オンラインミーティングでは全身を映すよりも顔を中心に映した方がいいので位置調整を行います。
左メニューの上から2番目の アバター調整
ボタンを押下し、表示された設定画面の 位置XYZ
パラメータを調整します。 サンプルを下記に示します。
顔がアップされました。
Cam Twistのインストール、設定
Cam Twistをインストールします。
インストール後、アプリを起動し下記のように設定します。
画面左から、
- Step1 Select a video source
Desktop+
を選択 - Step2 Select some effect
AppleScript
を選択 - Step3 Adjust setting
Desktop+
を選択 - Setting
Confine to Application Window
を選択、Filter out untitled windows
を選択、Select from existing windwos
を選択し、下のリストボックスから3teneFREE_beta(xxx)
を選択します(3teneFREE_beta(xxx)
の画面を仮想カメラで映すイメージです)。
Google Meetの設定
Google Meetを立ち上げ、設定の「ビデオ」で Cam Twist ...
を選択します。
3Dアバターが自身の顔の動きをトラッキングしながらGoole Meetに参加できます。
おわりに
年末年始のGoogle Meetでオリジナルの3DアバターでM参加すると楽しそうですね。
今回は、Intel MACでの実装でしたが、今後M1/M2 MACでも実装検証して追記します。